カモメの聞きかじり園芸雑学メモ

13.真夏の日照り対策等について

  今年はことのほか暑い日が続いたばかりでなく、降雨量も
少なく、植物類にとっても厳しい夏でした。
 鉢物やプランタ−に植えたものは、水遣りを忘れて枯らして
しまったという失敗があり勝ちです。
 その点、庭木類は鉢物などに比べれば、遠くまで根を張って
いるお蔭でかなり丈夫に生きています。
 しかし、庭木の中には乾燥に強い性質のものと、弱いものが
ありますので、その対策となると結構難しいですね。
 乾燥に強いものは、サルスベリやキョウチクトウ、アベリア、
アメリカノウゼンカズラなどがありますが、乾燥に弱いものは、
ツツジ、サツキ、ハナミズキ、ヤマボウシ、キャラボク、シャラ、
アジサイなど等があります。
 これらの乾燥に弱い植物には、寒冷紗やヨシズ、スダレ等で
直射日光を遮ったり、株元へ藁などでマルチングをしてやるの
が有効です。
 植物たちは、乾燥が続くと生き延びるために、水分の蒸散を
少なくしようと、葉の表面に蒸散抑制の薄い膜を張ったり、葉の
裏にある気孔の穴を徐々に小さくしたりの自衛策を施し、休眠
状態を作ろうとします。
 こういう状態の庭木に、水遣りをしますと、その庭木は大喜び
で、時間をかけて作り上げてきた防衛策を一挙に解放してしま
います。こうなると、水遣りを続けないと、自衛策が簡単にでき
ないだけに、水遣り忘れは即、枯死に繋がります。
 一端、水遣りをしたら2日に1回は、タップリと水遣りを続けな
ければならないだけに、水遣りを行う決断は慎重を要します。
 さりとて、水遣りをしないと枯れるものもありますので、その辺
りを見極めることが、なかなか難しいことですね。
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