カモメの聞きかじり園芸雑学メモ

17.木肌の美しい庭木について

 私たちが日常観賞の対象としている庭木の中には、花や実、
新芽や紅葉等を楽しむもののほかに、木肌の美しいものを楽し
むものも沢山あります。その中の代表的ものを紹介します。
 
1.サルスベリ(ミソハギ科・・・落葉高木)
  木肌がつるつるしていて、猿でも滑って登ることができない
 だろうということで、名付けられたと言われています。
 6〜9月まで長い期間花を咲き続けることから「百日紅」の名
 称としても、昔から木肌、花ともにとても親しまれている花木。
2.ヒメシャラ(ツバキ科・・・落葉高木)
  ヤマサルスベリという別名がある程に、赤褐色の幹肌が、
 つるつるしていて美しい花木。同じ仲間のナツツバキ(別名:
 シャラノキ)も、同様に木肌が滑らかな灰褐色で美しく、花、
 木肌を楽しむ庭木として、よく用いられています。
3.リョウブ(リョウブ科・・・落葉高木)
  サルナメシ(猿滑し)の方言がある程に、この木は少し太く 
 なると、ちょうどサルスベリのように樹皮が剥げてきて、黄褐
 色を帯びた美しい木肌となります。7〜9月頃に咲く総状花も
 捨て難い味があるとして生花材料にも用いられます。
4.シャシャンボ(ツツジ科・・・常緑小高木)
  赤褐色の滑らかな美しい木肌を見どころとして、造園業界
 では、「ワクラ」の俗称で、つくばいや手水鉢の役木として多
 く使用されています。
5.ザクロ(ザクロ科・・・落葉高木)
  落葉後の木姿、殊に古木は、さびた木肌となり、雅致、詩
 情に富んで美しいものです。しかも、春の萌芽、夏の花、秋
 の果実と黄葉と四季にわたって鑑賞ができるので、庭には
 1本植えておきたい木の一つです。
6.カリン(バラ科・・・落葉中木)
  古くから、表庭にカリンを、裏庭にはカシを植えて、「金は
 貸すが、借りない」の縁起をかついで、庭木として重用され
 ています。サルスベリのように、滑らかで光沢のある木肌、
 春の淡紅色の可憐な花、秋の黄金色の大きな果実と、四
 季を通じて多くの見どころがあって、庭木として好適です。
7.シラカバ(カバノキ科・・・落葉高木)
  シラカバの名前を聞いただけでも、この木の高原での清楚
 な美しい木肌の風景が想起され、一種のロマンさえ感じる程
 に、都会や平地に住む人々にとっては憧れの木です。
 一般的には、夏季高温の長く続く地域では、生育はもちろん
 美しい木肌を見ることは困難でした。しかし、最近になって、
 小苗から順化されたり、耐暑性の種類が導入されて、夢が
 叶えられるようになったそうです。
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