カモメの聞きかじり園芸雑学メモ

2.一年草と多年草と宿根草の違いなど

  朝顔や菜の花などは、毎年タネを蒔いて育てますので、
 これらを、一年草と言うのは良く知られています。
  これに対して、シバザクラやドイツアザミなどのように株
 そのものが残って冬を越し、毎年咲くものを多年草と言い
 ます。
  そして、キキョウやクレマチスのように、冬は地上部が枯
 れても、根が冬を越して毎年春になると、芽を出して初夏
 になる頃、花を咲かせるものを宿根草と言います。
  一年草はタネを蒔いて増やしますが、これを実生(みしょ
  う)と言い、その苗を「実生苗」と言います。
  多年草や宿根草も実生でも増やせます。
 しかし、「株分け」と言って、大きくなった株をいくつかに分
 けて「株分け苗」を作る方法があります。
  実生苗は、親と同じ花が咲くとは限らないところに面白
 さがある一方、株分け苗は親と全く同じ花が咲くという確
 実性があります。
  新品種を作り出すためには、まず交配後のタネから実生
 苗を育てる方法を採り、商品に成り得る花が咲いたら、タ
 ネまたは株分け苗で沢山増やします。
  いずれにしても、どの親と、どの親を交配させて作出し
 たかは、当然のことながら「企業秘密」になることが多い
 でしょう(この項終わり)。