活動

みなと医療生協「九条の会」アピール

  第二次世界大戦は、二千数百万人のアジアの人々を犠牲にし、日本国民も三百万人を超える人々が犠牲になりました。この悲惨な戦争に対する深い反省から生まれた憲法九条はいま、風前の灯になろうとしています。これまで政府与党は、憲法九条を拡大解釈し、ついには自衛隊のイラクへの海外派遣を強行しました。しかし憲法九条が存在するため、戦後59年日本の軍隊が海外で人を殺すことも、殺されることもありませんでした。いまこの憲法九条が変えられようとしているのです。

 みなと医療生協は、多くの被害を受けた伊勢湾台風の救援活動の中から生まれました。医療生協の掲げる「誰もが健康で安心して暮らせる社会を創る」という理念や、人の命と日々向き合っているわたし達の活動と照らし合わせても、憲法九条を作り変え、戦争のできる国にしようという企てを許すわけにはいきません。

 考え方や世界観がそれぞれ違っても、自分の家族や大切な人が、戦争の加害者になることも被害者になることも望む人はいないはずです。

 みなと医療生協「九条の会」は、さまざまな違いを超え、平和を願い、憲法九条を守り発展させるという一点で一人でも多くの人に賛同を呼びかけます。

憲法九条を守り、さらに発展させましょう!

*呼びかけ人*

伊藤三月、犬飼繁美、江間幸雄、大川浩正、奥村一平
川村康雄、高坂照男、西崎恒男、村松志津子、森谷光夫