Q&A

Q1鍼治療は痛くないですか?

A1
よく鍼灸院のホームページで鍼は痛くないですか?の質問に『無痛です』という返答が多いのですが、まったくの無痛ではありません。
鍼先が皮膚を通る時に、まず、『チクッ!』とした感覚があります。女性だとご理解できると思いますが、レーザー、高周波で行う脱毛処理時の「チクッ」とした痛みをご想像下さい。その後、筋肉中の凝りに鍼先が触れると、鍼独特の「ズ〜ン!」と感じられる『響き』を自覚することがあります。
みなさんも凝った部位を押してもらうと、「そこそこ!」と痛気持良い感覚を持たれたことがあると思います。臨床では重要な1〜4穴のツボを『響かせ』効果を挙げていきます。注射みたいな強烈な痛みや耐えれないほどの痛みでもないと思います。

また、心身の力を抜いて治療を受けてもらわないと、皮膚・筋肉が硬直して痛みを感じやすくなります。

★ 鍼を受ける時のコツを伝授しましょう!(^◇^)
鍼がスゥーと皮膚に刺入される時には口呼吸をして下さい。力が入りにくくなりますよ。
お試しあれ・・・

やはり、どうしても鍼灸は怖くてという方、無意識に身体に力が入りやすい方、力を抜こうと思っても上手く抜けない方は、別の治療法で対応していきます。ご安心下さい。

でも、本音を言いますと、当院は、鍼灸を得意としていますので、中華料理店でうどんを頼むようなものですから、若干治療効果も落ちると思います。ご了承下さい。


Q2灸は痕にならないのですか?

A2
当院でおこなう灸は、米粒の半分〜ゴマ粒状くらいの大きさです。灸を立てる皮膚には漢方薬の火傷の薬、紫雲膏(しうんこう)を塗って火傷対策は万全をきしています。


Q3衛生面で心配ですが。

A3
当院で使われる鍼はすべて『使い捨て鍼』です。開業時に保健所の監査があり、消毒設備などがあるか点検があります。また、私は1人の患者さんに触れた後には、必ず手指を手洗い、消毒して次の患者さんの治療をします。
使用したピンセット、シャーレーなどは高圧滅菌器で高圧滅菌しています。

このように一定の衛生教育を受けている鍼灸師が適切な消毒をしていれば、鍼灸治療で病気がうつることは考えられません。

           
    
使い捨ての鍼           使い捨ての自律神経調整鍼
                           

   
      
高圧滅菌器


Q4ぎっくり腰など急性の痛みはどのくらいで治りますか?

A4
当院の過去の臨床経験から特に若い方で筋肉がしっかりしている方だったら、3〜4回で痛みがとれます。
患者さんによっては、直後の痛みが100%とれないと満足されない方や痛みが治療前より軽減しても無理やり患部をグリグリ押したり、動かしたりして痛みを探す方もみえます。
1回で炎症があとかたも無くなってしまうことは、どう考えても無理があります。手品ではありません。自然治癒力を旺盛にして、症状を回復させる治療です。そこのところをご理解下さい。

痛みが激しい急性のぎっくり腰などは、治る期間の目安として、皆さんに覚えて欲しいことがあります。

痛みのある方の年齢の十の位を二乗します。
つまり30歳代だったら3×3=9日、60歳代だったら6×6=36日 その日数ほどで治癒するということです。たとえこのような日数より早めに治ったとしても、身体の内部の傷口がまだ完全に治癒していません。無理されると傷口がまた開いてしまいます。この目安の日数は、完全に今回の腰痛が治りきるまでの日数です。自覚症状としての痛みのとれる日数ではありません。くれぐれもご自愛下さい。


Q5鍼灸治療を受ける頻度は?

A5
病気の状態にもよりますが、当院では週1〜3回通院されている方が多いようです。症状が重ければ頻回に、健康管理、病気予防のためだけでしたら1カ月に1〜3回でも良いでしょう。やはり、その場で私と相談の上、適切な通院計画を決めた方が良いと思います。けっして強引に予約をとらせるようなことはいたしませんので、ご安心して下さい。


Q6鍼灸は癖になりませんか?

A6
『癖になる』というのが、『数回治療を続けた後、治療を止めてしまうと治療前より具合が悪くなる』という意味であれば、そんなことはありません。治療を受けると身体の状態が良くなり、健康に近い状態となります。そして、その状態を誰もが望ましいと思うでしょうし、その状態を維持するために繰り返し治療を受けたくなるのは当然なことと思います。ですから、このことを『癖になる』という人がいるでしょうか?
例えば、お風呂に入ると気持が良いし、清潔になるから毎日お風呂に入るのと同じのようなことです。
誰もが『お風呂は癖になる』とは思わないですよね。
中断することで禁断症状も出ることもないですし、前より症状が悪くなることもありません。


Q7鍼灸治療とあん摩、マッサージ、指圧、整体はどちらが効果がありますか?

A7
治療にはそれぞれの長所があるため、一概に比べることはできません。
受ける患者さん側の好みもありますし、生理的にダメな方もいます。手術や注射は良いけれど、鍼灸は嫌という方もいます。(私の感覚がら言うと不思議ですが?)要は、実際に治療を受けてみてご自分に合ったものを選ぶのが良いと思います。

あえて鍼灸治療が優れている点を挙げるならば、鍼灸治療は皮膚や筋肉に微弱な傷をつくります。ですから、治療している間だけ効いているように感じますが、実際は治療によって生じた傷を修復すること自体が持続的効果をもたらすことができます。
また、そのような小さな傷ができた場合に起こる身体の反応と、まったく傷のできない治療(あん摩、マッサージ、指圧、整体)とは、身体の変化に違いがあるようです。つまり、免疫系、循環器系、自律神経系などの機能が特に改善されるようです。
その他、鍼の良いところは、深部のポイントまで直接刺激できることです。

最後に結論ですが、医療として治療を受けたければ、鍼灸治療が良いでしょう。また、リラクゼーション的な施術が必要な状態でしたら、あん摩、マッサージ、指圧、整体が良いかもしれません。


Q8保険治療は行っていますか?

A8
残念ながら当院では、保険治療は実施しておりません。
当院が得意とする症状は、こころが関係する症状が多いため、プライベートな治療室で私と1対1で治療を行わないとリラックスされません。何人も同時に治療室で治療していたら口を閉ざされてしまう方が多いのです。また、私の治療法は患者さんとの場を重要視していますので、それが乱れるような状態は臨床能力が低下してしまいます。

お1人の患者さんに、治療効果も安全性も責任を持って治療を行いたい気持があります。

実際に保険で鍼灸治療を実施すると、初回のみ2,680〜2,710円 2回目から1,490〜1,520円になります。保険点数が低いため治療院を維持していくためには今のように私1人では限界があります。患者さんを多くこなすためには助手に治療もやってもらうことにもなります。その結果、人件費もかさみ1日何人やったかが目的になりそうで臨床家としての資質も低下するのを危惧しています。

(当院には、医師や接骨院、鍼灸院の先生方も、治療にみえています。
その時、先生方は、『先生(松森)みたいなやり方が理想でしょうね。私のところは、借金もあるし、スタッフも多数かかえてるし人件費もかさむでしょ〜、維持していくの大変なんですよね。だから自分の本意じゃないけど、保険でやっていくしかないですよ。』 また、『保険で治療費が安いから、案外治りが悪くても、患者さんも、保険だから、まぁ〜しょうがないかぁ〜。と文句もいわれないし、やっぱり治療費が安いから来るしね。。。』と愚痴をこぼされています。

ですから私は、臨床家としての気持を引き締めるために、あえて自費治療にしています。その代わり、来院される方には、充分に納得、満足していただけるよう努力するつもりです。


Q9鍼灸治療をもっと長時間して欲しいのですが、物足りません。

A9
サウナマッサージなど長めに受けられている方に多い意見です。治療時間が長ければ長いほど効果が上がると思っている方も多いのも現実です。
初診の患者さんには、弱い刺激から始め、徐々に刺激を強くしていきます。最初から強い刺激を与えると、体力が消耗してしまったり、症状が悪化してしまうことがあります。飲み薬も、用法で分量が決められていてます。それを多量に飲めば飲むほど効くということもありません。それと同じように、その方の体調によって刺激は8分目で、少し物足りないぐらいに抑えた方が良いようです。

また、強刺激を与え過ぎると、刺激になれ、より強い刺激ではないと生体が反応しなくなります。その点も、気をつけた方が良いようです。

結局 あなたが 症状を軽減させたいのか、気持ち良さやリラックス度のみを求めたいのか どちらがお望みなのでしょうか?


Q10ストレス病は、鍼灸治療で治るのですか?

A10
身体と情動ストレスは非常に密接な関係があり、こころの状態がよくないと、すぐに身体に異常が現れるものです。これは、心身症という病態でよく知られています。

また、気にかける方が少ないかもしれませんが、逆に身体の調子が悪いと、こころの状態が悪くなってしまうこともよくあります。頚肩が凝ったり、胃腸の調子が悪かったり、どこかつらいところや痛みがあると、こころの状態が乱れてしまうこともよくあります。
例えば、いつもそうではないのに、何かの理由で身体が極度に疲れていると、旦那さんや奥さん、子供に怒鳴ってしまうことが多くなるというようなものです。

ですから、鍼灸治療で身体の不調を取り除いたり、体力をつけ身体を安定した状態にしておくことは、こころが関係した症状にはよい影響を与えると思います。
不眠症や不安神経症の患者さんに、身体の凝りや痛みを軽減させるような鍼灸治療をすると、症状自体が好転することが良くあります。

ストレス病の治療には、特に大切な事柄は治療者とあなたの信頼関係です。そのために、当院では個別に時間をとって1対1で治療しています。『こんなこと話しても、先生は変に思わないかなぁ〜?』 いえ、いえ、どんな些細なことでもお話しください。けっして聞き流したり事務的な対応はしないつもりです。(^^)

身体の症状を治療対象とする医師や鍼灸師は、日頃から病気の原因を白黒ハッキリさせて治療することに慣れています。そのようにトレーニングされてきました。
『あなたの、病気の原因は、○○です!』なんて、ことになります。

ストレス病の場合は、あえて、グレーのまま、答えを出さないままで、同伴者や傍聴者のような立場で、患者さん自身の、『気づき』が自然に起こるまでいっしょに根気良く待ちます。

こころはいくら専門家が分析しても、客観的に理解できるものではありません。それだけ複雑なのです。

このような患者さんの治療は、特別なトレーニングを積まないと、身体症状を得意とする治療者は早急に結論を出そうとします。『イライラする〜。訳が解らないよ〜。』ということにもなりかねます。治療者自身が心労がたまってしまいます。

そんな感情が、患者さんにも無意識のうちに伝わり、お互いの関係がギクシャクしたものになってしまいます。

ですから、このようなことがないように、身体の治療をきっかけに、お互いの信頼関係をつくりながら専門的なカウンセリングをしていくと、ストレス病には良い影響を与えることができると思います。当院は、そんなことが得意な治療院なのです。