痛み・こりの治療 |
痛む部位 | 症候名 |
1、頭痛 | 筋緊張性頭痛、偏頭痛、後頭神経痛 |
2、顔面痛 | 三叉神経痛、歯痛、顎関節症、眼痛 |
3、頚部痛 | 頚椎症、頚のこり、寝違い、むち打ち症、風邪による咽頭の痛み |
4、肩関節痛 | 五十肩、関節炎、 |
5、上肢痛 | テニス肘、野球肘、腱鞘炎、 |
6、胸、背部痛 | 肩こり、背中のこり、肋間神経痛、帯状疱疹後遺症 |
7、腹痛 | 胃痛、下腹部痛、下痢、便秘 |
8、腰痛 | ぎっくり腰(筋・筋膜の炎症、椎間関節の捻挫、軽度のヘルニア)、慢性腰痛、脊椎管狭窄症、妊娠時、出産後の腰痛 |
9、臀、大腿部痛 | 変形性股関節炎、坐骨神経痛、大腿神経痛 |
10、膝関節痛 | 変形性膝関節症、関節炎 |
11、下腿部痛 | 足首の捻挫、外反母趾の痛み、踵の痛み、足底筋膜炎、 |
12、術後疼痛 | 抜歯後の痛み、術後の傷口の痛みや引きつり感 |
13、泌尿器痛 | 前立腺炎、膀胱炎、尿路結石(私の自己体験です。) |
14、スポーツ障害 | 使いすぎによる筋肉、関節の痛み、捻挫・脱臼の後遺症 |
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症例、左腰部からスネまで鈍痛がある50歳代女性:: 坐骨神経痛 |
経過:半年前から腰部からスネのあたりまで鈍痛があり長時間立っていたり、座り続けると特にひどくなるとの訴えでした。、病院で実施したMRIの検査結果は腰椎5番のヘルニアによる坐骨神経痛ということでした。整形外科に3ヶ月週2〜3回通院しましたが状態は変わらなかったそうです。 その後、接骨院、整体に通院したり、筋力が落ちるといけないと思い痛くても我慢してウオーキングをしていました。 今回は、当院で腰痛が治癒されたお友達のご紹介で来院されました。 でも、だいぶ前からお友達には、当院のことを聞いていたのですが、何しろ怖がりで、鍼灸治療は『絶対嫌だ!』と思われていたそうです。今回は決死の覚悟で受診されたのでしょう。 診察:身体を前屈、後屈、側屈しても痛みなどの異常はみられません。同じ姿勢が、お辛いようです。触診では、背中が異常に固く柔軟性がない状態で、反対に腰部はフニャフニャと軟らかい状態でした。5年前、子宮筋腫の摘出手術をされたそうで、大腰筋の筋力テストをすると、左側だけ筋力が低下していました。良導絡測定の元気度は38μAで、身体全体の機能低下が目立ちました。 方針:腰痛は、背骨の関節が均等に動きがあれば、痛みなどの症状は起こりにくいものです。 しかし、どこかが固くて動きが無く、反対にどこかに動き易い部位があれば、それは過剰に動き易いところにストレスがかかり、関節炎やヘルニアなどが発生します。針金を、一箇所何度も曲げていると熱が出て折れてしまいます。そのような状態が、この方の腰痛だと思ってください。 多分、この方は筋腫の手術で、大腰筋の力が弱くなったことが腰痛の原因だと思います。 治療: 全身を軽めの鍼灸治療で新陳代謝を盛んにさせました。これは、これから実施する腰の治療に対して身体を慣れさせるためです。本格的な治療は、背腰部に鍼治療をして筋肉をゆるめます。その後、灸は筋肉を引き締める作用があるので腰部や腹部だけ灸を行いました。同時にソフトな整体で関節の調整も行い治療を終えました。 以後、同様な治療を実施し、途中、お孫さんの世話で一時症状がぶり返しましたが、3週間で何とか、症状を軽減させることができました。 あれほど鍼灸が怖いと言ってみえた方が、今はファンになって、健康管理を目的に通院されています。やはり食わず嫌いでしょうか?世の中、こんな方が多いのかもしれませんね!(苦笑) |