やがて桐壺の更衣は、玉の様な、
輝くばかりに美しい皇子を産みおとすと、
帝の愛は、ますます深くなり、
女たちの嫉妬は増すばかりでした。
あまりの嫌がらせに耐えかねた更衣は、
病になり、皇子が三歳の時に亡くなって
しまわれる。
弘徽殿の女御
ある帝の御代、
帝に仕える多くの女御、更衣のいる中に、
帝の寵愛を一身に集めている更衣がいました。
その「桐壺の更衣」は、あまり高い身分の
出で無かったので、他の女御、更衣に妬まれ、
特に右大臣の娘で、世継ぎ東宮の母である
「弘徽殿の女御」の憎しみは激しく折々に、
嫌がらせをされるのでした。
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桐壺の更衣と桐壺帝
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