最近話題題の化学物質


どちらかというと時事ネタになる化学は暗い話題が多いです。
化学物質=汚染と勘違いされる風潮もあります。
これほど人類の役に立つ学問も少ないでしょうが(少なくとも物理よりは役に立ちそう)
その反面、公害問題とも切り離せない関係にあります。
工業の発展とともに公害問題が深刻になってきました。
夜警国家から福祉国家へ変遷してきた理由の1つに公害があげられます。
アダムスミスさんのおっしゃる「神の見えざる手」では公害問題は解決できませんからね。

私は化学はいまいち苦手です。というよりサパーリわかりません。
質問はなつみ先生(♂)にお願いします。

ダイオキシン
ポリ塩化ジベンゾダイオキシンの略称で,非常に強い毒性をもった有機塩素化合物。極めて安定した物質
で,水に溶けにくい。皮膚障害,内臓障害,発がん性,催奇形性などの原因となる。
塩ビ製品の混じったごみを900 ℃以下で燃焼させたときにも発生することから,ごみの分別回収の徹底や
焼却炉の設計の見直しなどが緊急の課題である。


環境ホルモン
外因性内分泌撹乱物質ともいい,人工的な化学物質のうちホルモンと同様の作用をする物質の総称。
WHO は,67 種の環境ホルモンを指摘しているが,生殖機能障害が確認されたのはDDT と
有機スズ化合物のみである。ダイオキシン,PCB ,ビスフェノールA ,スチレンダイマー,
スチレントリマーなどが知られている。

フロン
ジクロロジフルオロメタン(CFC12 )が代表格。無色無臭で,沸点が低く,不燃性・非爆発性・無毒,
さらに化学的に非常に安定で,金属を腐食させないなど工業的利用価値が高い。
冷蔵庫の冷媒,半導体の洗浄剤,ヘアー・スプレーの噴霧剤として用いられてきたが,
オゾン層を破壊する原因物質として,先進国では1996 年以降の生産は代替フロン
(LPG ,HFC ,HCFC など)に切り替えられた。

トリクロロエチレン/テトラクロロエチレン
エチレンC 2 H 4 の4 つの水素原子のうち,3 つが塩素原子に置き換わったものが
トリクロロエチレンであり,4 つ置き換わったものがテトラクロロエチレンである。
ともに無色の不燃性液体で,水と混ざらないが,油をよく落とすため,ドライクリーニングの
溶剤として,また機械・電子部品の洗浄剤として大量に用いられてきた。しかし,最近大手の
機械・電機メーカーの工場やその跡地の土壌や付近の地下水が,これらの物質で
汚染されていることが発覚し問題となっている。

トリクロロエタン
エタンC 2 H 6 の3 つの水素原子が塩素で置換された化合物。
油脂やごみを取り除く洗浄力に優れ,半導体や精密加工部品の洗浄剤として,
またドライクリーニング液として用いられる。しかし,特定フロンと同様に,オゾン層を
破壊する作用が明らかとなり,1995 年中に生産・使用を全廃することが決定された。

ポリフェノール
カテキン,フラボノイド,タンニンなど複数の水酸基が結合したベンゼン環を有する化合物の総称。
植物中に広く分布し,化学的にラジカルな物質を抑制する機能があり,酸化防止剤としてはたらく。
アパタイトリン酸カルシウムを主成分とする無機化合物。人間の骨や歯の約65 %を占める。
金属やプラスチック製の人工骨や人工歯に比べて生体組織になじみ易いのが特長。

キシリトール
炭素数が5 の糖類の一種で甘味料として使われる。カロリーは砂糖の75 %程度であるが,
虫歯の予防効果があるといわれている。1997 年に厚生省が食品添加物に認可したのを契機に,
ガムなどに使用されるようになった。大量摂取すると下痢を起こすことが報告されている。