数学は捨て科目ではない!


1.数学の重要性

2.方程式の解き方

3.過去問



1.数学の重要性
数学は難解な科目です。しかし、行政書士試験に出題される数学は
それほど高度な問題はありません。ざっと過去問をみた限りでは中学1、2年程度の
問題でした。連立方程式が解ければ答えがでるものがほとんどです。
(連立が不要の場合もよくあります。)

これまで、いろいろな行政書士試験対策のホームページをみてきましたが、
一般教養について触れているところはあまりありませんでした。
特に自然科学についてはみたことがありません。せいぜい「捨てよう」という
趣旨のことが書いてある程度です。
しかし、待ってください。20問のうち10問とらなければ足切です。
自然科学も3問ぐらいは出題されるのです。多くないようですが、
半分(10問)得点できずに悩む人にとってこの3問は大きいはずです。
たとえ好きな科目でなくても得点できそうなところは準備しておくべきです。
とはいうものの、自然科学も非常に範囲が広いので全てはできません。
それよりも確実に出題される範囲を重点的にやったほうが効率的です。
正直なところ、理科は範囲が広すぎて勉強しても多分、無駄です。
しかし、数学はある程度出題される内容がきまっているので、これはしっかりやりましょう。
よく出題される分野は次があります。

1.方程式
2.比
3.組み合わせ(確率っぽい問題)

このうち方程式は毎年確実に出題されています。
これを逃すのは痛いです。中学生に戻って、少しだけ辛抱しましょう。
ホント、中学校の定期試験レベルより易しい感じの問題ですよ。


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2.方程式の解き方

人それぞれだと思いますが、方程式の解き方って覚えていますか?
私は微積分を使うのが日常茶飯事なので、中学レベルの
方程式を解くのは何でもないのですが、学校を卒業してまったく使っていない人には
遠い昔の話なのかもしれません。

一応、解き方を書いておきますが、わからなければ掲示板でいってください。

(例題) 2x − 1 = 7

この式の中にあるxには、どんな数字が入るか。慣れている人には何でもありませんね。

まず、両辺に1を足します。

2x − 1 + 1 = 7 + 1

2x = 8

慣れてくると −1 を 右辺に移項するという考え方が使えるようになります。
−1を左から右にもってくると、符号が逆転します。結果は同じで 2x = 7+1 です。

ここまでできたら、両辺を2でわります。

2x /2 = 8/2

x=4

と、これだけの知識であれば未知数が1つの1次方程式はすべて解けます。
なお、x^2以上の項がある場合の方程式は別の解法が必要です。

念のため、もう1つやっておきましょう。
(類題) 3x +5 =26

3x +5 −5 = 26 −5
3x = 21
3x/3 = 21/3
x = 7

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3.過去問

どこの参考書にも載っていそうですが、いちおう私なりの解き方を紹介します。
方程式が立てれさえすれば解けます。


(平成13年No.59)

あるグループに対して、20日間で完了しなければならない仕事が割りふられた。
はじめグループの5人でその仕事に取りかかったところ、期間の半分の10日間で
全体の4分の1しかできていなかった。1人当たりの仕事量は等しいとして、
指定された期日までに仕上げるためには、このあと人数を何人増やせばよいか。

1.20人
2.15人
3.12人
4.10人
5.8人


記憶に新しい(?)問題ですね。これまでの試験に比べて、やや難しい気もします。
それは「仕事」という概念が必要だからです。
1人が1日にこなす仕事の量を、仕事の速さという概念でとらえると理解しやすいと思います。

(距離) = (速度) × (時間)

(全体の仕事) = (1人が1日にこなす仕事量) × (人数) × (日数)

というように対比させると多少理解しやすくないですか?
この問題はすべての人の仕事量が等しいとしているので上式が使えるのですが、
1人あたりの能力が違うともっと複雑になります。注意しましょう。
ただ、行政書士試験でそこまで複雑な問題がでるとは思えませんが。

この問題では、わかっているのは(全体の仕事1−1/4=3/4)と(残りの日数20−10=10)です。
求めるのは、人数xですね。上の式でわからないのは(1人1日あたりの仕事量)です。
これがわかれば方程式がつくれます。

では(1人1日あたりの仕事量)はどうすれば求まるか。
わかっていることは、10日で 全体の仕事の4分の1 を 10人かけた
ということです。ん? これって、上の式を使えばそのままできるじゃん。
1人1日あたりの仕事量をy(別に記号は何でもいい)として


1/4 = y ・ 5  ・ 10

これを解くと y=1/200 となります。

これを使って必要な人数をxとすれば

3/4 = 1/200 ・ x ・ 10

x=15

ここで注意!求めるのは「追加する人数」です。現在は5人いるので
15−5=10 で 10人追加します。 答えは「4. 10人」です。


(ここでちょっと裏技)
数学の場合、答えがキリのいい数字であることが多いです。


たとえば選択肢が
7、8、9、10、11
という数字が並んでいた場合、答えが10であることが多いのです。
理由はいろいろと考えらえれますが、方程式を使って解くので、
更に混乱を避けるために答えを割り切れる数字にすることも多いです。
割りきれるたまには答えがきれいである必要がありあます。
この問題で、選択肢を比較すると10がいちばんキリのいい数字ですね。
で、実際にこれが答えと。

しかし、これだけの方法に頼るのは無理があります。
どうしてもわからなかった場合の最後の手段として使ってくださいね。

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