時事っぽい物理のページ

あくまで噂ですが、今年の一般教養に物理が出るという話を聞きます。
インターネットで得た情報はソースがはっきりしないことが多く、どこまで信頼していいのか
わかりませんが、出る可能性は否定できません。噂になっていたことは対策しておいたほうがいいと思います。
出題された後で後悔するより、「何だ、やっぱり出なかった。」というほうがショックが少ないです。

しかし、物理ってやはり難しいんですよね。
物理の基礎は力学と一般に考えられるようですが、この基本であるF=maという式を
満足に使えるようになるまで、かなりの練習を必要とします。(私はそうでした)
もし、こういった「物理そのもの」の問題が出てしまった場合、高校時代に物理を選択しなかった人は
かなり厳しいと思います。行政書士試験の場合はそういう人のほうが多いのでそれほど気にしなくても
いいでしょう。そういう人の中から抜け出ようと思っても、かなりの努力が必要で、その上、運がよくても
一問でるだけです。それだけの労力を使うなら、社会を勉強したほうがいいです。

結局、物理で点が取れるとしたら、基本法則はあまり関係ない、物理に関する時事ネタぐらいですね。
最近の試験傾向をみても、どちらかというと時事っぽい問題のほうが多いので。一昨年前の生物も
生物というよりは時事問題でしたね。そういう意味で、時事関連についてまとめます。

(1)超伝導(超電導) …1911 年 オンネスが水銀を冷却して発見。
物質の温度を下げていくと,液体ヘリウム(約−269 ℃付近)を用いる超低温域で電気抵抗が急激
に減少し,ある温度(臨海温度)以下では抵抗がなくなる現象。抵抗がないため発熱によるエネルギ
ー損失がないので,発電して得た電流を流しておけば,電流はいつまでも流れ続けることができるの
で,電気を保存することができる。しかしながら,大きな電流が流れると磁場が強くなって,回路周
辺に働く力(ローレンツ力)が大きくなるために,技術的な課題が残されている。超伝導材料によっ
て作られた磁石を利用したものに,リニアモーターカー,NMR ,加速器,ジョセフソン素子などが
ある。また,1986 年以降,イットリウムやビスマスを含む銅酸化物を,液体窒素(約−196 ℃付近)
で冷却しても超伝導現象がみられることが報告された( 高温超伝導 )が,その理論的解明はなされ
ていない。


(2)ニュートリノ …1933 年 パウリにより理論的に存在予言。1959 年に実験で確認された。
電気的に中性で,質量もほとんどゼロの素粒子。現在では3 種類のニュートリノの存在が確実視さ
れ,中性子のβ崩壊(β線を放出すること)や各種中間子の崩壊の際に放出される。他の物質との相
互作用がほとんどないため,地球などの星も突き抜けてしまう。また,宇宙かなたから地球にやって
くるニュートリノを調べれば,さまざまな情報が得られることになる。ニュートリノを利用したこれ
ら天文学の研究に関しては,日本は世界のトップにある。1998 年の京都国際会議では, スパーカミ
オカンデ (岐阜県神岡鉱山にある東京大学の素粒子検出装置)の観測データから,ニュートリノが
質量をもつ証拠が発表され新聞一面をにぎわしたことは記憶に新しい。というのも,その質量がある
値以上であれば,ビッグバン以来膨張してきた宇宙が,やがて収縮するという有力な証拠となるから
である。


(3)主なノーベル物理学賞

1901 年 レントゲン X 線の発見(第1 回ノーベル賞)
1921 年 アインシュタイン 光 電効果の法則(相対性理論では受賞していない)←勘違いしている人多いです。注意!
1939 年 ローレンス サイクロトロンの発明(加速器の草分け)
1949 年 湯川秀樹 核力理論で中間子存在の予言(日本人初の受賞)
1965 年 朝永振一郎 量子電気力学の基礎研究
1972 年 バーディーン,クーパー,シュリーファ 超伝導現象の解明(頭文字をとって,BCS 理論)
1973 年 江崎玲於奈 トンネル効果の研究


(4)原子核の放射線 (時事ではないけど、重要かもしれない)

α線 ヘリウム原子核の流れで,正の電気を帯びている 。電場や磁場をかけるとわずかに曲がる。
β 線 電子の流れで,負の電気を帯びている。軽 いため,電場や磁場の中で,非常によく曲がる 。
γ 線 X 線よりも波長の短い電磁波なので,質量はなく 透過力が非常に大きい。電気的に中性。


(5)プルサーマル計画
原子力発電所で使った核燃料(使用済核燃料)からプルトニウムを回収し、ウランとの混合酸化物(MOX)燃料を作り、
既存の原子炉(軽水炉)で燃やす計画。核燃料の再利用を目指す国の「核燃料サイクル」の最重要事項にあげられる。
実は核燃料として使えるウラン235は意外に少なく、普通に原子力発電をやっていたのでは、それほど長くもたない。
そのため、圧倒的多数であるウラン238をプルトニウムに変換して燃料とすると原子力の寿命が飛躍的に延びる。
電力10社で構成された電気事業連合会は、10年までに16〜18基の原発で導入する目標を掲げる。
海外では、フランス、ドイツなどで実績がある。プルトニウムには強い発がん性があるといわれ、
事故が起きると一般の原子力発電よりも深刻な事態になるとの指摘もあるため、反対も根強い。
(こういう意見が多い、というだけで、私はこれが真実とは思っていない。)