政治・行政関連の時事


(1)テロ対策特別措置法が成立(2001年10月)

同時多発テロを受けた米軍などの軍事行動を支援するために、与党3党の賛成多数で可決した。
同法は1991年の湾岸戦争時に議論の対象となった自衛隊の戦時の海外派遣を可能としている。
ただし、派遣には相手国の同意が必要であり、かつ派遣先は現時点で戦闘が行われていない場所
また戦闘行為がないと予想される地域に限られる。活動内容は主に後方支援である。
具体的には食料や燃料の輸送・補給、負傷兵や被災民などの医療活動である。
武器や弾薬を補給したり、外国において陸上輸送することは認められていない。
しかし、後方支援の定義はあいまいであり問題となっている。
政府は、自衛隊を海外に派遣する場合、派遣命令から20日以内に国会の承認を得る必要がある。




(2)規制改革推進
2001年12月「規制改革の推進に関する第1次答申」を小泉首相が提出した。
聖域とされてきた、医療、福祉、雇用、教育に踏み込んだ内容となっている。
答申は閣議で「政府として最大限尊重する」ことを決定した。

答申の内容は「規制改革推進3か年計画」(2001年)に反映されて、
各省庁が検討、実行する。(はず)
総合規制改革会議は3か年計画の実施状況の点検や新改革
テーマ選択の調査などを行う。年度毎に答申にまとめ第3次答申まで提出予定。

医療 ・診療情報開示に関するルール、ガイドラインの整備
・株式会社方式などを含めた医療経営期間のあり方を検討
福祉 ・待機児童が多い地域における定員基準の弾力化、
・認可基準に適合した保育所についての迅速・適格な認可
雇用 ・原則1年としている派遣期間の撤廃を検討する。
・現在禁止されている製造業への派遣を含めた派遣対象業務の拡大。
・解雇の基準やルールについて立法での明示を検討する。
教育 ・大学、学部設定の認可に対する抑制方針の見直し
・保護者や児童生徒の希望に基づく就学校の指定推進。
競争政策 公正取引委員会の体制強化と規制当局からの独立、中立の観点からふさわしい体制への移行を検討。