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一般教養の巻


行政書士受験生にとって一般教養は最大の関門ともいえる。
管理人は2001年度の試験は残念ながら不合格であったが、
一般教養は8割の得点をした。他の受験生に比べて一般教養が
得意な理由は、公務員試験を受けたことがあるからだろう。
公務員試験は一般教養科目と専門科目があり、このうち一般教養は
行政書士試験の内容とよく似ている。私の経験では国家U種レベルより
やや易しいと感じた。(いうまでもないが国家T種より遙かに易しい。)
だからといって、行政書士試験受験生が公務員試験の勉強をするのは無駄が多い。
ここでは行政書士受験生専用の一般教養勉強方法を考えてみた。



1.一般教養とは何か?
2.人文編
3.社会編
4.自然編




1.一般教養とは何か?
試験に限っていえば、国語・算数・理科・社会という科目です。これらが実生活で役立つかどうかはわかりませんが、小学校以来、高校、大学に至るまでわけもわからず勉強してきました。最近になって、これらは生きていく上での基本ではないかと思うようになりました。歴史などは役に立たない典型科目のようですが、未来に行き詰まったとき先人の知恵を借りることができます。あるいは、過去の反省によって同じ過ちを避けることができます。(実は同じ過ちを何度も繰り返しているのが人類の歴史ですが)数学は確かに難しいですが、様々な場面で活躍します。中学生程度の数学の知識があれば列車の時刻表も作成できます。社会情勢を知ることは生きていく上で必ず必要です。極端なことをいえば株でもうけるにも社会情勢を知らなくてはいけません。というわけで、決して無駄ではないので楽しんで勉強しましょう。

ここで、どうやって勉強したらいいかですが、まずは「過去問」を解くことでしょう。全ての試験の基本です。基本書を読むのはもちろん大事ですが、過去問を解かなければ得点には結びつきません。また、過去問を解くことによって傾向がわかるので、無駄(試験に出ない)な勉強を少なくすることができます。



これは私が使っている過去問集です。各社から出版されていますが、
これを選んだ理由はいちばん安かったからです。(1000円+税)
解説がやや雑な部分もありますが、とりあえず解説に書かれている
ことは「理解」して暗記しましょう。それだけでかなり得点は伸びるはずです。
「できない!」というのは過去問集を3巡してからにしましょう。
別にこの本を選ぶ必要はありません。個人的感想をいえば、
Wセミナーの本のほうが解説が丁寧です。(高いのが欠点ですが)


2.人文編
「人文科学」というと大げさな気もします。出題されるのは「漢字」「語句」「文章理解」「文学史」「思想」「歴史」です。。

(1)漢字 書き取りではないので自信があればパスしてもよいと思いますが、自信がない人はやっておいたほうがいいでしょう。

(2)語句 これも漢字と同様です。漢字の勉強よりは実社会で役に立つのでこれを機会にやっておきましょう。

(3)文章理解 おそらく人文ではいちばん難しいです。解き方にコツはありますが、比較的多くの練習が必要です。偽の選択肢ほど正解っぽいので注意しましょう。しかし、確実にウソの部分があります。このウソの臭いを嗅ぎ分けられるようになると得点力が増加します。私も公務員試験の勉強を始めたころはできませんでしたが、偽選択肢の見極め方(たとえば「常に」とか「すべて」が怪しい)を修得してからはほぼ完璧にできるようになりました。まずは、過去問で練習しましょう。ちなみに、行政書士試験用の本ではありませんが、実務教育出版から「文章理解 速攻の解法トレーニング」という本が出版されています。これでテクニックを知って練習を積むとより効果的です。下に写真を載せておくので本屋で探してみてください。(広告料はもらっていません。)

(4)文学史、思想、歴史
 好きな人は勉強してもいいが、捨てても構わないと思います。不安なら文学史ぐらいをまとめて覚えておけばいいでしょう。歴史は「費用対効果」が悪すぎます。




3.社会編
 おそらく一般教養の中ではいちばん重要な科目です。本を読むと「毎日新聞を読んで」ということが書かれていますが、それだけでは問題は解けないと思います。(新聞を読むのはもちろん大事です。)というのは、新聞を読んでも政治・経済の予備知識がないとそれぞれが単独のトピックになってしまい、知識が有機的に結びつかないからです。そのため、本番で得点ができないという状態に陥ってしまいます。しかも、残念なことにこれまでの(そしてこれからも)中学・高校のカリキュラムに政治・経済はほとんど含まれていません。大学でもおそらくやらないと思います。歴史をダラダラと教えるぐらいなら、政治・経済をちゃんと教えてほうがどれほど国益に結びつくかと思うのですが、文部科学省の方針なんでしょうかねー?ところで、本試験でもトピック的な問題は出ます。しかしそれだけでは不十分です。

 新聞で得た知識をより有効に活かせるように、試験用の参考書が必要だと思います。幸いなことに行政書士試験用の参考書はたくさん発売されているので、「わかりやすい。」と思ったものを選んで勉強すればいいと思います。

 ところで、公務員試験用ですが「速攻の時事」という本が出版されています。またしても、実務教育出版ですが、お金はもらっていません。この本一冊で十分とはいえませんが、重要時事は網羅しているので参考書と合わせて使えば、知識の抜けは減ると思います。





4.自然編
 苦手な人が多いようです。私は理系なので、この分野がいちばんの得点源なのですが(昨年は満点でした)、今から対策をたてるのはとても効率が悪いですね。しかし、まったく対策がないわけではありません。

(1)数学 数学アレルギーの人は多いかもしれませんが、試験に出るのは中学生レベルです。連立方程式をたてて解けるようにしておけば、1問は得点できるはずです。おそらく2問とれます。

(2)時事ネタ 時事問題なのか自然科学なのか区別に困る問題が出題されるようになりました。(別に区別する必要はないのですが)このへんは比較的勉強したことがでるので、上で紹介した本に書かれたことぐらいは記憶しておいたほうがいいです。

(3)それ以外の科目 捨てましょう。私が得意なのは長年の積み重ねがあるからで、半年でできるようになるには無理があります。1つ1つは難しくないのですが、何せ範囲が膨大なので時間の無駄です。出ても1問なので完全に「捨て問」です。下手すると出ないこともあります。捨て問にした場合は出ないほうが嬉しいかも。



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