2002年12月23日午前6時30分。朝日が登る。
7階から見るこの素晴らしい景色、一生忘れることはないと思う。
アメリカの太陽が「good morning」と挨拶した(^-^)
最後の朝食。
荷物をまとめる。ロビーにいたお兄さんたちをパチリ。
このホテルを忘れないようにしっかりと目に焼きつけて。
心の中で「good bye」
ロサンゼルス空港までは車で45分。いかにもアメリカらしい道を行く。
そしてロサンゼルス空港に到着した。
時間があったので、1ドルを残し、思いっきりおみやげを買った。そしてまた10時間の空の旅。
座席に着くと、なんとチューブの前田さんが!びっくり!
ここは飛行機の中、ミーハーな気持ちを押さえて「サイン頂けますか?」と聞いてみた。
「いいですよ」と爽やかな笑顔。すっかりファンになってしまった。
空は真っ青、日本晴れ、イヤ、ロサンゼルス晴れ(笑)
娘に「一生見られない景色だから、見ておきなさいよ」と言うと
娘は「また絶対来るから」とキッパリと言った。来れるといいね...
中3のこの時期に突然の海外旅行。娘の人生観がいい意味で少し変わったかも。大きな一歩になったね。
私はさきさんと最後のビデオ撮影。言いたいことはいっぱいで、何から話してイイかしら!
「今回の旅行は、海外のリウマチ患者さんと直接お会いしてお話ができたことが
私にとってすごくプラスになりました。リウマチは世界共通であること。
でも、医療体勢には各国で開きがあること。
リウマチだからって何も諦めることはない。
好きなものに向かって、自分を信じてリウマチに負けない自分でいること。
それには自分のリウマチを知り、医師と共にリウマチに向き合うこと。
そして一番大切なことは家族を愛し、自分を愛すること」
機内のおみやげ販売で懲りずに買う。もちろん円で(笑)
もうすぐ日本。成田に着く。飛行機を降りバスに乗る。
さきさんと一緒に入国手続きをする...というか、してしまった(笑)
さきさんとは成田でお別れ。本当に、大変お世話になりました。
素晴らしい旅をありがとうございました。
さて、娘と二人次は名古屋までの旅。それでおしまい。のはずだった。
名古屋までのチケットを握りしめ、国内線へ。アラ?この時刻に飛ぶ飛行機がない!なぜ?
アララ〜と探し回ってもやっぱりない。そこに、素敵なおじさまが通りかかる。
チケットを見せながら「この飛行機に乗りたいんですが」と聞いてみた。
おじさまは大変驚いて、私たちを案内して下さった。
歩きながら説明を聞くと、この名古屋までのチケットは国際線であること。
国際線のまま乗り換えなければいけなかったと言うこと。
だから私たちはまだ日本に入国してはいけなかったと言うこと。でも、入国してしまった。
だから、成田からいったん出国しなければいけないと言う。
なに?なんなの?って思っている間におじさまはサッサと手続きを進めて下さる。
係りの方々がみな、おじさまに頭を下げている。何だかこのおじさまはとても偉いお方のよう...
言われるままに書類を書き、そのまま国際線へ。
ありがとうございました。と何度もお礼を言い、やっと名古屋行きの飛行機に乗り込む。
ウトウトしている間に名古屋に到着。行きは国内線だったのに帰りは国際線。
発見!名古屋空港の国際線には動く歩道があった。ちょっとビックリ。
荷物の手続きをすませ、到着ロビーへ。
「パパ!」娘と二人、迎えの主人の元へ走る。
「さあ、バスで帰ろう」「車じゃないの」「仕事帰りなんだよ」「えっー!」
空港からバスに乗り、JRに乗り換え、そして名鉄線からタクシーに乗る。
帰る道々、娘と二人で我先にと旅行の話を主人に話す。
そしてやっと我が家に到着した。母と娘のロサンゼルスの旅が終わった。
ただいま〜