槙坪 夛鶴子さん (まきつぼ たづこさん)
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数年前の秋の日に素敵な人との出会いがありました。
彼女の名前は槙坪夛鶴子さん。リウマチ歴30年以上になる映画監督さんです。
ある日の新聞に [母親の視線で性と命描く] [援助交際 映画で見詰める]
などと、ちょっとショッキングな見出しで始まる記事が目にとまりました。
映画の題名は 『私がSuki』 なんだか私の好きなフレーズです。
記事を読んでいくと、子ども達に「自分は自分らしくていい、自分を好きになって」と
メッセージを贈り「大人はどうすべきか」を問いかけている。...と書かれていました。
そして読んでいくうちに『えっ!』と思う文章があったのです。
***「監督は関節リウマチのため、車いすでメガホンを握って撮影。
各地の上映会ではつえで体を支えながら、舞台で観客に語りかけている。***
この記事を読んで、どうしてもお会いしたいと思いました。
そして大変失礼とは思いましたが、名古屋で上映される日に突然お伺いしてしまったのです。
何を聞きたかったのか、何をお話したかったのか、分かりません。
でも、会ってお話が出来たら・・・それだけの気持ちでした。
突然の訪問にびっくりされたご様子でしたが、お忙しい中リウマチ同士という気持ちからか
快くお話してくださり、最後には曲がった指どうしで握手しました。
うれしかったですね。
そして9月14日、『あいち国際女性映画祭’98』で「私がSuki」を見てきました。
高校生の援助交際、覚せい剤、エイズ、性暴力などの問題を正面から見詰めた映画でした。
槙坪さんは一人の養護教諭の『どんな事があっても絶対あなた達を見捨てない。約束する』
という言葉に、こういう大人もいる事を子ども達に伝えたかった。と、言われています。
私も高校生の子どもを持つ親として、ぜひ子ども達に見てほしい、そして考えてほしいと思いました。
30年以上もの闘病生活の中には、苦しい事も、たえられない程の悲しみもあったと思います。
”女であり、母であり、障害を持っている、この3つがあるから頑張ってきた”
槙坪夛鶴子さん、輝いているあなたに会えて、よかった。
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次に監督と会ったのは「老親」の映画。
監督のお母様が監督の車椅子を押して登場。
まさに「老親」そして、痴呆となられてしまったお母さんの介護。
監督のお母様といつお会いしても、にっこり笑顔で話をし、そして握手。
しかし、その記憶はすぐになくなるそう・・・
そして、この映画「老親」
長男の嫁、介護問題、自立、そして共生。
実際のところ私には縁遠い話と思っていた。
しかし、よく考えれば身近すぎるほどの問題で、考えさせられることもたくさんで。
2003年7月20日に突然父が倒れ、いきなり介護が始まることになった。
何となく、いつごろからか、この日がくることを予測していたような気がする・・・
倒れた父の隣で救急車を待つ間「とうとう来たな」と思ってた。
「老親」のおかげで、介護という言葉を身近に感じられ
気持ちだけは素直に受け止めることができていた。
しかし、障害を持つ私が障害者になった父を看るということ。
これから・・・すべてこれから、始まる。
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そして最新の映画「母のいる場所」「老親」
上映予定 2006年10月〜12月分
学校での上映予定は省きます
10月20日(金)14:00〜 19:00〜 監督講演有 有料 |
沖縄県・那覇市 パレット市民劇場
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11月17日(金)無料 |
長野県・岡谷市 あいとぴあ(男女共同参画センター)
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11月23日(木祝)13:00上映 15:10監督対談 無料 |
岡山県・玉野市 玉野市立西北地域市民センター
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12月10日(日)老親13:00〜 監督講演有 無料 |
神奈川県・伊勢原市 伊勢原市立中央公民館
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