10月3日 1000days劇場 |
新人公演 「凱旋門」 |
新人公演を観て参りました。なんとまあ、私にとって始めての体験!12年程、宝塚ファンをしていながら今回が初めてなんて…新人公演は平日、OL時代は仕事を休めず、結婚してからは、なかなか出れず、地方者にとっては平日、それも次の日は休園日と言うのは辛いです。そんな前置きはいいとして、つたない文章ではありますが、感想を述べてみたいと思います。あくまでも私が感じた感想ですので、ん?と思う所があっても、勘弁して下さいね。
去年で未来さん、立樹さんが新公を卒業され、難しい役が多いだけに少し不安もありましたが、みなさん良くやって下さいました!
(順不同)
蘭香レアさん(ラヴィック)…初の新人公演での主演でしたが、感情の出しにくい難しい役でしたが、セリフやちょっとした動きにも、上手く感情が乗っていたと思いますし、大人の男ラヴィックを演じてくれました。低音の弱い所もありましたが、歌もお芝居も良かったです。初の主役と思えない程、堂々としていて落ち着いていたように思います。(落ち着いた役だったからそう見えたのかもしれませんが)ダンスが得意なレアさんなので、もう少し踊って欲しかったです。
紺野まひるさん(ジョアン)…ヒロインは何度かやっているだけあって、安心して歌、お芝居とも見る事ができました。まひるさんも大人の役、押さえた落ち着いたセリフの言回しも上手く、目の前の事に一途な所がよく出ていて、お衣装もとても似合っていて、ステキでした。
蒼海拓さん(ボリス)…ストーリーテーラーぽい役回りですが、それだけに留まらずラヴィックの良き理解者を上手く演じていたと思います。ラヴィックに電話をかけるひとり芝居は、とても上手でした。
音月桂さん(ハイメ)…桂ちゃん、頑張りました!(皆さん頑張って来られたのは同じですが)好青年でした!亡命者のハイメ、両親なくしたユリア、二人仲良く寄り添って暮らしている感じが出てて、熱々ラブラブカップルと言う感じはあまりしませんでしたが、お互いを信頼しあい、助け合いながら生きて来た、生きてゆく姿が想像できました。歌もセリフも間違える事もなく(多分)、前より上手になっていました。最後の場面で空に向けて銃を撃つ所、キマってました。その後、第二次世界大戦が終わり、パ〜っと明るくなり、スロ−モ−ションで歓喜に湧くその表情が、こちらまで表情が自然と明るくなるような感じがしました。でも実際の所、私は感動して泣いてるんですけど(笑)。ブローニュの森のダンス、ココはめちゃくちゃかっこいい桂ちゃんの姿を見る事ができました。ダンス自体がかっこいい振り付けなので、それを私の好きな桂ちゃんに踊られては、もうたまりませんですよ、ハイ。それから、亡命者達が捕まってロープで縛られ連れて行かれる所で、ハイメが下手から、ユリアは上手から出てくるのですが、届きそうで届かない…、『ユリアーっ!』と叫ぶ感じが好きでした。本役さんは、押さえる感じの叫びでしたが、桂ちゃんはお腹の底から叫ぶ感じでした。それがまた涙をそそる1場面です。
千咲毬愛さん(ユリア)…大劇では、本役さんとして演じていたので、安心して観れました。とても可愛い娘役さんで、私も好きです。可愛いらしいユリア、ちゃんとハイメに寄り添って、品のある娘と言う感じでした。
麻愛めぐるさん(フランソワーズ)…亡命者をかくまうホテルの女主人、麻愛さんは男役さんなのですが、今回は女役と言う事で、どんな感じなのかな?と楽しみにしていたのですが、上手でした。歌もお芝居も、とてもよかったです。ホテルを切り盛りしているしっかりした女主人らしさと、最後の別れ際にみんなに、食べ物を配る優しいお母さん的な存在に感じました。
天勢いづるさん(マルクス)…ピアノがお得意のようで、ピアノをひくシーンでも、音と手の動きが合っていて、感心しました。いつも思うのですが、魅せる事の上手な方だなと…セリフもしっかりしていて、歌も上手な方ですね。
牧勢海さん(ローゼンフェルト)…絵がなかなか売れなくて、家賃も払う事が出来なくて、やっと売れた絵も、亡命者と言う事で、足許を見られてしまったシリアスな場面もよかったですが、おちゃめな感じの所がとても良かったです。
愛田芽久(ルート)…♪フルフル♪の場面は可愛らしまったです。浮気をしているのに、イヤな感じでもイヤな女でもなく、普通の恋人同志に見えました。でも旦那さんが死んだ時は、ちゃんとゴールドベルク夫人に見えました。
聖れい(ヴィーゼンホーフ)…旦那さんのいるルートと浮気をしているのに、それが浮気だと思わないような役でした。旦那さんが死んで、慰める姿が印象的でした。温かい感じが良く出てました。
神麗華さんのタンゴの女、この方はダンスが得意なんですね、とても綺麗に踊ってました。持ち上げられて、足を真上にポンとけりあげる所が、軽く足が上がって綺麗でした。
玲有希さんの娼婦が、とっても綺麗でした。娘役さんの中で踊っていても、見とれてしまいました。
下級生では奏乃はるとさんのバーテンや警官が、とても上手でした。
新人公演と言う事もあって、不安定な所、セリフをかんでしまったところ、本役さんのお衣装なので、合っていなかったり、ン?と思う所もありましたが、「新公にしてはよくやった!!」と花丸を付けたいです。