500系車両は先行車両“Win350”の実績を基にして1996年にW1編成(量産先行車)が、97-98年に量産車が登場、
合計9本の陣容で「のぞみ」運用のみで活躍しております。
最高速度300キロの魅力に加え、15メートルに及ぶロングノーズ、独特の塗料・スタイルで大人気を博しました。
JR西日本がプロモーションビデオで「フラッグシップトレイン」と自賛し、West Japan Railway Companyの頭文字W編成の名に恥じない
名車両は新幹線高速時代を切り開いた300系が取れなかった鉄道車両の最高峰、「ブルーリボン賞」も取得しました。
しかし、強固な車体を実現したアルミハニカムパネルは非常に高価で、JR西日本も必要本数の9本がそろった後は、
製造を打ち止め。後に経済性、当時の主力300系に合わせた定員の700系が登場すると、
それに準じた車両(B編成など)を製造しました。
そして、2007年に500系の速度、300&700系と同じ定員の汎用車N700系が登場しました。
10年間ひたすら東へ西へぶっ飛ばした500系は東海道直通運用から引退、残りの半生を山陽区間「こだま」として
余生を過ごすことが発表されました。が、これは永遠の名車0系との交代を意味することに・・・。 |