2010年04月10日(土)                                                                        
愛知 境川源流捜し・・完結編 

今日は、昨年11月に雨で中途断念した境川源流捜しの、やり直しツーリングです。  気温は暖か、ローカル河川の堤防道で
のんびり春風を感じながらの黄昏走行です。 衣浦湾から三好の山間・・果たして、目的の源流に辿り着くことが出来るのでしょうか・・。

先回と同様にスタートラインの衣浦湾まで堤防道路を南下して行きます。

 
田んぼの畦道を経由して堤防道路に入ります。(大府市) 基本的には踏み固められたダートがほとんどです。

 
しかし間もなく河口付近の所で、JRの鉄橋が立ち塞がります。  以前は通れたのですが、耐震補強のためか、道路との隙間が
約50センチぐらいしかありません。  私だけなら這っていけば通れそうですが、バイクが置き去りでは、まったく意味無・・。
残念・・堤防道路を一旦降りて、反対側に廻り込みます。 (刈谷市)

 
ようやく、河口の高浜堤防に着きました。  衣浦港まではもう少しありますが、クルーザーも係留してあることから、ここから上流に向けて
スタートすることにします。 (高浜市)〜(東浦町)   今度は、逆側の堤防道路で北上します。


こちらは先ほどのJRの鉄橋障害も無くすんなり抜けられました。


逢妻側と境川の分岐。 左が境川、右が逢妻川。 しばらく逢妻川沿いに進みます。


再び境川に戻り、坦々と堤防道路を進むと・・

 
綺麗な花桃が現れました。  こんなところで、花桃並木が見えるとは・・。

 
まだこのあたりは、川幅もあり、予想以上に気持ち良いダートツーリングです。

 
道端に碑があります。碑の横の注釈を読んでみると ” それと聞くしるばかりかさかひ川 ほそき流れは名に流れても   雅世 ”

ようするに、戦国時代、尾張と三河の国境を流れる境川なら、さぞや堂々とした川かと思ったら、案外やさしい川だという意味だそうです。

 
(豊明市〜刈谷市)  ここからは、道幅は狭いながらも、舗装道に変わりました。

 
しばらく自転車道横を走ります。  脇には スミレの花壇や蓮華畑がきれいです。 (刈谷市)〜(東郷町)〜(みよし市)

狭い堤防道路から、突然右手になにやら、黄色い鮮やかな畑が垣間見えます。  あれは何 ちょっと寄ってみます。

 
おぉ・・っと、ここは何 どでかい菜の花畑があちこちに。  めっちゃ綺麗ですよ・・  なんか突然のプレゼント
もらった感じ・・。    再び本線に戻ります。


悪路や草道だった堤防道路も、この辺りは生活道路になっています。 短い距離ではありますが、その形態は変化に富んでいます。


今度は、わだちも無く、前面短草に覆われた道です。  ハンドルに伝わる感覚がソフトで心地よいランディングです。

川はどんどん細くなり・・


とうとう両堤防道路共、通行出来なくなりました。

一旦 県道54号に出て、頭の中で、地理と方向を整理します。  そして・・

 
どうやら、この道が境川源流につながる道のようです。  分岐の橋の橋梁を確認すると・・   間違いない

 
道も狭くなり、川幅も、川というより田んぼの畦道の溝程度になってきました。  でも、ここはローカルとはいえ、市街地住宅街のそば・・
しかしその様子は意外なほど、山間に入った感じがします。  そして・・


源流砂防ダムに到着・・。  残念ながら工事中のためこれ以上近づくことが出来ません。  脇道から迂回して、反対側に廻り込むと・・。


これが境川源流のため池・・。 何てことない池なのですが、衣浦湾から一路ここを目指してきた私にとっては、景色以上の達成感です。
ここは三好カントリークラブの中ほど、こんなところに川の源流があったなんてちょっと驚きでした。

今日の境川源流捜しツーリング、距離は短いながらも、変化にとんだ道のりと、癒しの景色との遭遇・・さらに源流捜しの達成感も加わり
近くではありながら、新鮮味まで味わえたツーリングになりました。   こんな無意味な黄昏ツーリングにロマンを感じるのは私だけでしょうか・・・


本日の走行距離  km            黄昏度  源流ため池  % (達成感がほとんど)