今日は、昨年11月に雨で中途断念した境川源流捜しの、やり直しツーリングです。 気温は暖か、ローカル河川の堤防道で
のんびり春風を感じながらの黄昏走行です。 衣浦湾から三好の山間・・果たして、目的の源流に辿り着くことが出来るのでしょうか・・。
先回と同様にスタートラインの衣浦湾まで堤防道路を南下して行きます。
田んぼの畦道を経由して堤防道路に入ります。(大府市) 基本的には踏み固められたダートがほとんどです。
しかし間もなく河口付近の所で、JRの鉄橋が立ち塞がります。 以前は通れたのですが、耐震補強のためか、道路との隙間が
約50センチぐらいしかありません。 私だけなら這っていけば通れそうですが、バイクが置き去りでは、まったく意味無・・。
残念・・堤防道路を一旦降りて、反対側に廻り込みます。 (刈谷市)
ようやく、河口の高浜堤防に着きました。 衣浦港まではもう少しありますが、クルーザーも係留してあることから、ここから上流に向けて
スタートすることにします。 (高浜市)〜(東浦町) 今度は、逆側の堤防道路で北上します。
こちらは先ほどのJRの鉄橋障害も無くすんなり抜けられました。
逢妻側と境川の分岐。 左が境川、右が逢妻川。 しばらく逢妻川沿いに進みます。
再び境川に戻り、坦々と堤防道路を進むと・・
綺麗な花桃が現れました。 こんなところで、花桃並木が見えるとは・・。
まだこのあたりは、川幅もあり、予想以上に気持ち良いダートツーリングです。
道端に碑があります。碑の横の注釈を読んでみると ” それと聞くしるばかりかさかひ川 ほそき流れは名に流れても 雅世 ”
ようするに、戦国時代、尾張と三河の国境を流れる境川なら、さぞや堂々とした川かと思ったら、案外やさしい川だという意味だそうです。
(豊明市〜刈谷市) ここからは、道幅は狭いながらも、舗装道に変わりました。
しばらく自転車道横を走ります。 脇には スミレの花壇や蓮華畑がきれいです。
(刈谷市)〜(東郷町)〜(みよし市)
狭い堤防道路から、突然右手になにやら、黄色い鮮やかな畑が垣間見えます。 あれは何 ちょっと寄ってみます。
おぉ・・っと、ここは何
どでかい菜の花畑があちこちに。 めっちゃ綺麗ですよ・・
なんか突然のプレゼント
を
もらった感じ・・。 再び本線に戻ります。
悪路や草道だった堤防道路も、この辺りは生活道路になっています。 短い距離ではありますが、その形態は変化に富んでいます。
今度は、わだちも無く、前面短草に覆われた道です。 ハンドルに伝わる感覚がソフトで心地よいランディングです。
川はどんどん細くなり・・
とうとう両堤防道路共、通行出来なくなりました。
一旦 県道54号に出て、頭の中で、地理と方向を整理します。 そして・・
どうやら、この道が境川源流につながる道のようです。 分岐の橋の橋梁を確認すると・・ 間違いない
道も狭くなり、川幅も、川というより田んぼの畦道の溝程度になってきました。 でも、ここはローカルとはいえ、市街地住宅街のそば・・
しかしその様子は意外なほど、山間に入った感じがします。 そして・・
源流砂防ダムに到着・・。 残念ながら工事中のためこれ以上近づくことが出来ません。 脇道から迂回して、反対側に廻り込むと・・。
これが境川源流のため池・・。 何てことない池なのですが、衣浦湾から一路ここを目指してきた私にとっては、景色以上の達成感です。
ここは三好カントリークラブの中ほど、こんなところに川の源流があったなんてちょっと驚きでした。
今日の境川源流捜しツーリング、距離は短いながらも、変化にとんだ道のりと、癒しの景色との遭遇・・さらに源流捜しの達成感も加わり
近くではありながら、新鮮味まで味わえたツーリングになりました。 こんな無意味な黄昏ツーリングにロマンを感じるのは私だけでしょうか・・・
本日の走行距離
km
黄昏度 源流ため池
% (達成感がほとんど)