2010年07月10日(土)                                         
愛知 振草渓谷〜四谷の千枚田 

雨上がりの朝・・・  週末、突然のように朝から、良い天気です。  こうなると、行きたい所が、頭の中で
湧き上がってきて、迷うばかりです。  そして、ヘルメットをかぶる以外には、滅多には使わない頭をフル回転。
ねらい目は、 ”雨上がり”  滝や渓流を訪ねて、水の豊かさを感じてきます。  今日も、後ろに、ちょっぴり
の寂しさと、たそがれを乗せてスタートです。

豊明IC〜伊勢湾岸〜東海環状〜豊田環八IC〜国道153号〜国道257号  一気に奥三河のローカル道に入ります。  
今日の行き先は、東栄〜新城 定番ルートですが、大雨上がりの景色を以前より、一度見たかったからです。


国道257号 <名倉川>沿いの農道。 こんな田舎風の景色があると、つい寄ってみたくなります。 
                                                        

国道257号〜国道473号

 
今日は、川の流れが豪快で、またいつもと違った景色に見えます。

最初の目的地は、東栄町・振草渓谷にある<蔦の淵>。  いままでに3度ほど訪れていますが、いつも僅かしか水が
流れていなくて一度、満々たる流れを見たかったからです。    そして・・


<蔦の淵> 到着。    


しかし  あまりの濁流で、河川敷遊歩道が水に浸かり、滝前まで行けませんよ・・。  そ・・そんなぁ〜〜
しかたなく、遊歩道の高い所から、滝を眺めます。


<蔦の淵>  でも、ここからでも完璧すんごい景色だよ  これまでの景色とは、比べ物になりません。  
まさに今日は、東海地方の ”ナイヤガラ” です。   さらに、反対側に周り、滝を上からみてみます。


バイクで数分・・  東栄温泉裏手にある展望台です。  そして、上から覗きこむと・・


どっへぇ〜〜〜・・ スゲ〜〜〜  そして、この轟音も、どえりゃ〜迫力です。


せっかくここまで来たので、久しぶりに温泉に浸かって行くことにします。   入浴料 ¥600也
                                    次に向かったのは、振草渓谷<煮え淵ポットホール> です。

 
国道沿いに赤い吊橋が見えてきました。


<煮え淵ポットホール>  川の流れが凄すぎて、本来の奇岩の様子が分からないですよ・・。


吊橋上から下流側の景色。  今日は、新緑と、深緑色の川面がいつもと、違った情景です。
                                             次に向かうのは、<預り淵>です。

 
路肩にバイクを置き、道案内に従って少し歩きます。  すると今度は、黄色い吊橋が見えてきました。


<預り淵>  深い淵がいくつも重なり、轟音と豊富な水量で、豪快な流れです。  そして、下流側を見ると・・


ズズドド〜〜ン  おおっと・・  なんちゅう美しさでしょうか・・  ここに、こんな綺麗な景色があるなんて・・。
ローカル国道から、ほんのちょっぴり山間に入っただけなのに、この渓谷美は一級品です。               
             
次に向かったのは、新城<四谷の千枚田>。  若緑の季節に一度は行ってみたいところです。 国道473号〜県道32号


 
<四谷の千枚田> 到着。


まるでパッチワークのように棚田が広がります。  やはりこの時期の、若緑は鮮やかで、素晴らしい景色です。


千枚田の背後には、鞍掛山(882m)が、聳えています。

さぁ・・帰りも田舎ローカル道を経由して、帰路に着きます。    県道32号〜県道389号〜国道257号〜県道33号


雨上がりのローカル道、道沿いには、いつもは見られない、にわか滝などが楽しませてくれます。  


<段戸湖> 休憩・・。  ここは、「きららの森」 標高も高くて、夏でも意外と涼しいところです。  
                            県道33号〜今日は、全線開通した、加茂広域農道を走ってみました。

  
混雑する香嵐渓周辺を通らずに、県道33号から国道153号に出るのに、便利な道です。  他にも、大多賀渓谷
経由や伊勢神林道経由などが有りますが、こちらの方が、断然広くて爽快ワインディング路です。

今日の、振草渓谷&千枚田ツーリング、多少の思惑の違いもありましたが、走り慣れた、見慣れた、奥三河でありながら
いつもの景色と、まったく違うと言っていいほどの、絶景を味わうことが出来ました。  岐阜や長野に比べて、イマイチ
レベルダウンを感じる愛知の自然美ですが、今日だけ?(ちょっと失礼かな・・)は、勝るとも劣らない、素晴らしい景色でした。

そして、今日、振草渓谷の3箇所では、結局、誰とも会うことはありませんでした。  ほんと、良いとこなんですけどね・・。

本日の走行距離  km             黄昏度  振草渓谷・渓谷美