畳の歴史

畳の歴史は古く、いまから1300年ほど前。
奈良時代の古事記の中に「八重畳」「皮畳」
「きぬ畳」「菅畳」などの言葉が記されています。

現在のように厚みをもった畳が生まれたのは

平安時代になってからです。
貴族や高官が権力を象徴するために

置き畳として用い、畳縁の色と柄によって
身分を表したようです。

室町時代になって畳が部屋全体に

敷かれるようになり、桃山時代から江戸時代へと
うつり草庵風茶室が発達し、茶道の発展に伴って
数寄屋風書院造りに変わり炉の位置によって
畳の敷き方が決まり、日本独特の正座が
行われるようになったと言われています。

江戸時代になってから「御畳奉行」という

役職が作られるほど、武家 特に将軍や大名
にとっては重要なものになりました。
江戸時代後期には畳の職人制が確立され、
次第に一般庶民の住まいに普及していきましたが、


農村においてはさらに遅く
明治時代になってからである。
    


「タタミの小林商店」の歴史

江戸時代の末期に三重県より畳職「小林久吉」が尾張の鳴海に来る。
明治時代の初めに創業

二代目「小林國太郎」

三代目「小林久太郎」

四代目「小林國夫」(平成24年12月没)

五代目「小林多加志」が現在営んでいます。



名称がなぜ「タタミの小林」なのか?

それは明治時代のはじめ漢字を読めない人が多いため
カタカナを使ったそうです。

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初代 
小林久吉の製作による


「畳絵図」

明治十九年 
正月吉日

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尾張國愛知郡
成海村平部町

小林久吉
photo tatami zu3.jpg (10367 バイト) 茶室の間取り図

下郷家(千代倉)や
旅籠屋・寺院などの名が多い。

炉や床の間の位置が
正確に記されている。