敦煌・西安の旅 番外編 中国のあれこれ



旅する目的の一つは言うまでもなく,その土地への興味(景色・風俗・料理・気候…)料理に関しては別のページで紹介しているので,ここではその他の話題について。

大上段に構えた言い方をすれば,中国の文化の一端を紹介したい。

ロータリーで記念写真

日本人は,まず,こんなことはしないよね〜

敦煌市のロータリーのど真ん中で横断幕を持って記念写真!

車も慣れていて?クラクションすら鳴らさない…

中国は広いから,行きたいと思っていても中々いけない観光地が多いようだ。敦煌は

その筆頭。西安から成都までの高速鉄道を建設していたから,もう10年もすれば事

情は変わっているだろうけどね…

写真の像は反弾琵琶。莫高窟112窟の南壁に今も色鮮やかに残っている壁画・反弾

琵琶図(背中で琵琶を弾く)からきている。莫高窟の中でも白眉とされ,敦煌市のシ

ンボルとして市の中心のロータリーに建てられている。

西安で餃子づくしの夕食を摂ったとき,ずっと一人で演奏をしてくれていた。

この写真では,感じないが,明らかにカメラ目線になり,サービスしてくれたりして,

自分自身も楽しんでいるようだった。

曲目?食べるのに一生懸命で,全く分かりませんでした…(^^;;

2女さん情報では「茉莉花 (民謡)」↓も演奏されていた…

茉莉花 (映像付)


茉莉花 (歌詞付)


今回の旅で生演奏を聴いたのは2回。敦煌の歌舞ショーで縦笛の演奏。縦笛の

演奏は1曲だけだったような…この琴の演奏はマイクなどを使わず,自然の音

で気持ちよく聞くことが出来た。

琴の演奏


左下の写真は敦煌の交通信号。信号のランプが四角だった。なぜ四角なんだろう?推理をしてみた:霧や雪ヒョッとして砂嵐!の時は,青色は見にくい。同じ条件で一番遠くまで
届くのは赤色なので(波長が長いからね),どこの国でも危険信号は赤。話を元に戻すと…光量を増すためには面積を大きくすればいいが,円だと全方向に大きくなってしまう。
楕円だと作りにくい。長方形なら上下方向を押さえ,バスやトラックに通行に支障なく面積が増やせる…
右下の写真は敦煌のホテルの中庭の池。砂漠のど真ん中の人工池だから,気を遣っているんだと推察。池の中心は島に見立てれば良いのだから…砂漠の民の智慧に感動!

信号のランプが四角 庭の池


下の写真は最上部の反弾琵琶像のロータリーから続く歩道。朝早くから散歩をする人の姿がチラホラ。歩道には敦煌の名所・旧跡の風景やそれに関する詩歌などが彫り込まれ
ていた。左下の埋め込みは敦煌八景の一つ「月牙泉」についての説明。

歩道の埋め込み
歩道


別のページで触れたように,敦煌は観光シーズン終了間際らしく,混んでいたのは莫高窟だけで,道路もこの通り…2女さん情報(絨毯の商店で採集)に寄よれば,上海万博の
観光客の一部が敦煌に流れるに違いないと敦煌の観光関係者は期待していたようだが,やはり,敦煌は遠いようであった。現実は厳しい…

街路灯トップ
街路灯
公園での禁止事項


興慶宮公園の入り口にたてかけられていた看板。禁止事項が分かりやすく,デザインされ

ていた。自転車禁止,池で遊泳禁止などは分かりますよね?ここで問題…

1.二段目,一番右は何を禁止しているのでしょうか?

2.最下段,一番左は何を禁止しているのでしょうか?

3.最下段,一番右は何を禁止しているのでしょうか?

                    解答はこのページの最下段に。

ホテルで荷物を降ろし,夕飯まで時間があったので中心地まで散歩…
タクシーで帰れば,5分くらいとタカをくくっていたのが失敗−ある意味では楽しい経験が
出来たが…タクシーがつかまらない!以下に2女さんが活躍した様子をまとめた…

軽貨物が寄ってきて「40元でどうだ?」高いと判断して,お断り。暫くして2台目の軽貨
物が「50元!」もちろん,お断り。ようやくタクシーが止まったが,行き先を聞いて乗車
拒否!!
スクーターのオヤジが「20元なら乗せてやる」と言ってきたの15元まで交渉しさらに,
交渉を続けようとしたら,「こんな時間にこんなところでタクシーなんか捕まらんわ」と捨
て台詞をはいて去って行こうとしたので,乗車することに…白タクならぬ白バイで3人乗り
(オヤジ+小生+2女さん)してホテルへ…しかし,国慶節・帰宅時刻が重なり,ひどい渋
滞…スクーターが歩道の方へ?!オヤジが「道路が混んでいるので,ルートを変えて大
回りしてホテルへ行くので20元。いやならここまで!」やはりよく耳にするボッタクリが始
まったか!?と緊張したが,それ以上のことはなく,無事,ホテルへ。
途中,「どこから来た?」なとのコミュニケーションを取りながら(もちろん,小生の頭を通
り越して2女さんとね)進む。
多分,一人乗りのスクーター。結構,ノロノロ運転を強いられるようなラッシュの中をバラ
ンスを崩さず,見事な運転でありました。途中,警官ともすれ違ったが,お咎めなし…

ホテル前で記念写真。    2女さんに感謝々

スクーターに乗る2女さん


下の写真はいずれも北京で採集。左は電動自転車。日本のものは殆ど,電池はサドルの下にセットしているようだが…また,全体にがっちりしている。右は天壇公園内で採集。
流石に国際的な観光地。洒落たパトカーだ。日本の警察はこういったセンスに欠けるような…

電動自転車
パトカー


下の写真はいずれも西安市内で採集。西安のような大都市でもごく普通に使われていた。ズボンを脱がずに,どこでも用が足せるので便利と言えば便利だが…デパートでも売られていた。
左は大雁塔で男の子。右は興慶宮公園で女の子。普通にしていれば「また」の部分が切れているのは分からない。

また割れズボン1
また割れズボン2


終わりに…ガイドの梁さんに撮ってもらった写真を。楽しんでいる様子がお分かり頂けますよね。まだ2日目ですからね…
右の写真は上海浦東国際空港。北緯31°09′…。東経121°47′…。因みに我が家は北緯35°04′…。東経136°57′…。

鳴沙山でスナップ
上海浦東空港の位置


興慶宮公園の入り口にたてかけられていた看板の解答。1:ハンモック禁止 2:独楽回し禁止 3:たこ揚げ禁止
ハンモック/子供の頃,使ったが…最近見ませんねぇ。中国の独楽は2本の棒をひもで結んで使います。中国では大人もたこ揚げを楽しんでいます。
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