今日の一言(H15/01/19)

シルクチャンピオンの血統

ヒシアリダーAlydarRaise a Native
Sweet Tooth
Katiesノノアルコ
Mortefotaine
ビワカレンフェアジャッジメントAlleged
Mystical Mood
パシフィカスNorthern Dancer
Pacific Princess
Nearctic 4×4
Native Dancer 4×5

ヒシアリダー;20戦5勝(1500万下D特別2勝)
ビワカレン;3戦0勝
Alydar;26戦14勝(米3冠は全てAffirmedの2着)
Katies;アイルランド1000ギニー(G1)ヒシアマゾンの母
フェアジャッジメント;18戦5勝(ペースメーカー国際G2等)。リボー系
バフィシカス;米2勝ビワハヤヒデ、ナリタブライアンの母

シルクチャンピオンが間もなくデビューです。はなむけに簡単な血統分析を書いてみようと思います。

血統的には父が1500万下を2勝したヒシアリダー、母が未勝利のビワカレンと言うことで全く見所がないようにみえます。 しかし、一見みすぼらしい衣を解きほぐすとそこには素晴らしい絹糸が使われているのでした。

まず父(ヒシアリダー)の母Katiesです。Katiesは自身もアイルランドの1000ギニーの勝馬でヒシアマゾンの母です。ヒシアマゾンはKatiesから底力とスピードを受け継いでいると言えるでしょう。ただ、父ヒシアリダーはどちらかというと一本調子な感じがしますので、Alyderの血が濃いように思います。
次に母(ビワカレン)の母パフィシカスです。この馬については多くを語る必要がありません。現代の輸入牝馬の中でも屈指の名牝です。Northern Dancerの性質を良く受け継いだ馬だと思います。
この祖母2頭の性質が出れば、まさに盤石です。

あとこの馬のクロスですがNeactic4×4Native Dancer4×4でアメリカ的なスピードが強調されています。チャンピオンのスピードはここからきているのではないでしょうか。
ヒシアリダーの代表産駒ジェネスアリダー(戸塚記念、東京ダービー2着)もチャンピオンと血統構成(クロスも)が酷似しています。ジェネスアリダーよりも母系が良いチャンピオンは、成功が約束されているといって良いでしょう。

最後に気になるデータをひとつ。それは、BMS(母父)にフェアジャッジメントが入っている馬は、未だ未勝利ということです。中央競馬に登録された馬は9頭(うち3歳4頭)いますが、シルクパーフェクト(チャンピオンの兄、既に引退)の2着が最高です (^ ^;
もっとも、頭数も少ないのであまり気にするような数字ではありません。リボー系は異系血統で底力がありますのでむしろプラスに働くと思います。是非チャンピオンが初勝利をものにして欲しいところです。

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