今日の一言(H17/03/21) | |
シルククロノグラフ再ファンド再募集決定 | |
![]() ● 宇都宮競馬最終日 第2R 競走成績 |
宇都宮競馬の最終日(3月14日)第2Rで勝ち上がったシルククロノグラフの「再募集予告はがき」が来ました(左参照)。 クロノグラフは中央で2戦、初戦はタイムオーバー負けを喫し、2戦目はダート千八で6着になったあと中央を抹消(平成16年10月2日)され、宇都宮の中村憲和厩舎へ転厩となりました。 クロノグラフは2001年生まれのシルクの当歳募集馬です。シルク会報で藤原英昭調教師のインタービュー記事が掲載され、談話の中で結構お褒めの言葉をいただいたため、瞬く間に満口になった馬です。私自身も1200万円という牡馬にしては安めの価格設定と募集ビデオでとても元気そうに見えたので出資しました。当然期待も大きかったわけですが、初戦のタイムオーバー負けには正直落胆しました。 もともと兄弟(スペキュレーション、ブライアンズレター)も晩成型が多く、そのあたりを調教師が考慮し、再募集されたのだと思います。ただ、穿った見方をすると例の会報での発言で調教師が多少なりとも責任を感じているのではないかということと、満口馬でこのまま引退されるとクラブの負担が大きいため再ファンドの対象になったのではと疑うこともできます。 しかし、私は再募集には応ずるつもりです。 なぜなら、この馬には強い運が味方していると思えてなりません。昨年までなら再ファンドの制度がなかったので3歳未勝利戦が終了した時点で地方へ売られていたか廃用されていたはず。 また、宇都宮競馬が廃止になったその日にしぶとく初勝利を納めました。もしこのレースで2着以下だったら再度他の地方競馬へ転厩して走らなければならないことになります。いかに相手が弱いとはいえ運がなければこういったレースでは勝てません。 どうもこれまでの調教過程から推察するとクロノグラフはあまり体質の強い方ではないような気がします。はがきにもあるようにこのあと天栄へ戻し、ゆったり再調整されることは奥手のこの馬にとっては何よりと思っています。 最近のレース体系が、早熟型の馬に有利な設定になっていますが、再ファンド制度はクロノグラフのような3歳の秋までに仕上がりきらなかった馬にとっては本当にありがたい制度です。 地方競馬の廃止という厳しい状況に置かれながら、勝ち上がらせてくれた宇都宮競馬・中村憲和厩舎の皆さんや三井騎手のためにも、クロノグラフには是非ともがんばってもらいたいです。 |
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