今日の一言(H17/06/11)

2005年ユニオン募集馬検討



P34(ヒカリクリスタル04)カタログ写真
父ブラックホーク似の黒鹿毛の馬体で品がある





P42(タニノビックネーム04)カタログ写真
前後のバランスも良く馬体に迫力がある



6月10日(金)2005年ユニオン募集馬のカタログが届いた。
今年も日高の牧場系らしい特徴的な馬たちが募集されとても好感が持てる。その中でも特に目を引いた数頭の募集馬を紹介しようと思う。

◎ P12(タマモクロス×マキハタグロリー)牝・新川厩舎・1050万円
血統的には、タマモクロスのラストクロップで在来牝系(エスサーディ系;東北種畜牧場が明治 41 年(1908)に英国から導入)、しかも血統表にノーザンダンサー、ヘイルトゥリーズン、ミスタープロスペクターを持たず、ヒンドスタンの4×5のクロスを持っている超異色血統。まるで30年前の競走馬の血統表を見ている錯覚を覚える。
馬体は華奢だが、脚元も枯れていて丈夫そう。全兄に皐月賞に出走したシュアハピネスがおり、これからの成長が期待できる。

◎ P24(ディアブロ×ピアノレッスン)牡・中竹厩舎・840万円
とにかく在来牝系(小岩井農場;ウェットセール系)であることに加えて、BMSがメジロティターン、母母父がサンオーイという異色血統。
馬体も幅があり、背垂れ、解説にもあるようにパワー型のような気がする。

◎ P34(ブラックホーク×ヒカリクリスタル)牝・国枝厩舎・1470万円
兄スキップジャックが京王杯2歳Sを制覇し、その下のマイスターシャーレ(出資馬)も評判がよい。
在来牝系(下総御料牧場;種正系)で中島理論に当てはめるとなかなかの年回りのように思われる。
馬体にも幅があり、気品すら感じさせる。抽選必至か。

◎ P36(カリズマティク×エンドレスパワー)牝・畠山重厩舎・840万円
母は未勝利だが、「華麗なる一族」の名で親しまれている牝系(マイリー系;マイリーは昭和32年に荻伏牧場がイギリスから輸入した繁殖牝馬)出身。特に曾祖母のイットーは日本を代表する名牝。
馬体に幅があり、特に後ろから見た写真は私の理想とするところ。

◎ P42(ニホンピロニール×タニノビックネーム)牡・小桧山厩舎・735万円
父はSS産駒で大器といわれながら故障で大成しなかった。母は在来牝系ではないが、BMSが異色のカツラギエース。シーバードの4×3のクロスを持つ異色血統で近親にはタニノギムレットがいる。
馬体に迫力があり前後のバランスも良いが、前脚がX脚に見えるのでビデオでチェックしたい。

◎ P48(キャプテンスティーヴ×タケショウティアラ)牡・勢司厩舎・1890万円
母系は在来牝系である星旗(下総御料牧場)の系統で、BMSが先日亡くなったニホンピロウイナー、母母父が異色のモンテプリンス。
ユニオンでは姉アルフェッカの活躍もあり、第6子にして待望の牡馬誕生、価格も少し強気だが抽選になる可能性大。

以上から選ぶことになろうがいずれも甲乙付けがたく、難しい選択になりそうです。
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