田中克典騎手とシルクゲイナー(H18/12/02)
今日、中京競馬場第7レースでシルクゲイナーが9ヶ月ぶりの復帰戦を迎えることとなった。結果は逃げて2着、能力のあるところを見せてくれた。
地元中京(中京競馬場へは自宅から車で10分ほどで行ける)での出走であったため、喜び勇んでの現地応援となった。結果はともかく、今日の出走に関してとても印象に残ったことがある。それはパドックで田中克典騎手がゲイナーの首筋を何度も撫でていたことだ。トップの写真を見ていただければわかるが、本当にうれしそうに何度も何度も撫でていた。田中騎手にとってゲイナーは初勝利をプレゼントしてくれた馬。しかもそのレース後に2度目の骨折が判明したため田中騎手自身がこの復帰をいろいろ複雑な想いで待ちわびていたことはおそらく間違いないであろう。私はこの光景を見て、少し目頭が熱くなった。
一口ライフをほんの少しのお小遣いで楽しむ私にも出資馬への思い入れは当然あるが、騎手と馬という関係の中にもこうした強い絆が結ばれているのだということ目の当たりにし、ほのぼのとした思いを胸に抱きながら家路についた。
願わくば、田中騎手とゲイナーに幸多からんことを。