昨日(02/08/03)ミーティアが函館9レースに出走し、殿(シンガリ)負けを喫しました。私にとっては、今回は勝負気配と思っていただけに非常に残念です。自戒の意味を込めて今回の敗因を分析してみたいと思います。
【第一の原因=−16`という馬体重】
ミーティアは未勝利戦(前々走)を勝ち上がった後、厩舎の馬房で暴れ、前脚に外傷を負うというアクシデントがありました。そのため一息は入り、前走(阪神「和田岬特別」)では、476`で出走し、直線で挟まれる不利もありましたが11着という惨敗を喫しました。その後札幌に移動し、札幌競馬場(ダート)で調教を積み、今回の函館の出走(中4週)を迎えました。
札幌競馬場の調教は順調で、私はてっきり470`前後で出走できると思っていましたが、なんとふたを開けてみたら460`で前走時に比べ−16`、GC(グリーンチャンネル)では一瞬しか写りませんでしたが、明らかにヒバラが巻き上がった状態でした。
未勝利を勝ち上がったときが466`でぎりぎりの馬体でしたので、成長分も考え合わせると470`は欲しいと思います。
【第二の原因=パドックでの入れ込み】
GCでしか見ていませんが、今回のミーティアは明らかに入れ込んでいたと思います。
この馬がパドックで2人引きの時はまず入れ込みがきついと思って差し支えありません(今回(02/08/03)も2人引き)。
4月20日の京都競馬場での惨敗を私は現地で見ていましたが、パドックでは最初から2人引きで、ひどい状態でした。
一方、未勝利を勝ち上がった中京戦(現地観戦)では、騎手が乗るまでは厩務員一人でパドックを回っていましたし、気合いは乗っていたましたが、イレ込みまではいっていなかったと思います。
この馬のパドックでの2人引きは危険信号であると思って差し支えないでしょう。
【第三の原因=直前の長時間輸送】
ミーティアは札幌競馬場に入厩して調教を積み、たぶん木曜日くらいに函館競馬場に移動しているはずです。ご存じのとおり札幌から函館は距離がかなりあります。従って函館に出張馬房をとり、長時間輸送を敢行しなければなりません。この輸送がミーティアには辛かったのではと推測しています。
札幌へ持っていった趣旨が「現地競馬」にあるなら敢えて長時間輸送がある函館最終週を使う必要はなかったのではと思いたくなります。
私はブック紙上で「直前チップでさっと流した」との記事(これは函館競馬場のチップコース)を読み、流せるくらいなら輸送での馬体減りはないと推測したのですが、間違っていました。
この長時間輸送が、彼女の馬体減とイレ込みを招いたと思います。
次走は、札幌なので輸送の心配はありませんが、馬体が回復するかが鍵です。
もし馬体が回復し、パドックでひとり引きだったら、その時こそ狙い目なのですが・・・
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