今日(9月29日)の武豊騎手は絶好調でした。特に新潟8レースから11レース(スプリンターズステークス)まで4連勝しましたが、なかでもスプリンターズSの騎乗ぶりは圧巻でした。
スタート良く飛び出すと逃げるショウナンカンプの内で2番手、淡々とした流れで直線を迎え、外から2番手に着けたアドマイヤコジーンとショウナンカンプが一瞬早く抜け出しました。
絶好の手応えのビリーヴは、両馬の間から抜け出ようとしましたが、まさにその瞬間を待っていたかのように内のショウナンカンプが外へ、外のアドマイヤコジーンが内へ寄れ、ビリーブの行き場がなくなってしまいました。私には後藤騎手得意のラフプレーが炸裂したかに見えました。
しかし、武豊騎手は、まるで後藤騎手のラフプレーを読んでいたのように・・・まるで何の不利もなかったかのように進路をポッカリ空いた内ラチ沿いに変え、ムチを2,3発入れ、半馬身ほど先着しました。
武豊騎手は、馬へのあたりの柔らかさやスタートの巧さにはもちろん定評がありますが、今回のような一瞬の判断能力にも天性のものがあり、海外での騎乗経験でより磨きがかかったのではないでしょうか。
やはり、馬の能力が拮抗しているGTレースでは、はずせない騎手であることを痛感しました。
余談ながら、私の買っていた馬券はビリーヴ−ショウナンカンプのワイド馬券千円です(^^;普通は単勝を買うのですがパドックでの両馬の出来があまりに良く見えましたので。
|