シルクミーティア 牝・鹿毛・99年4月22日生

総額1000万円 生産者/クドウファーム 大久保正陽厩舎(栗東)

【選定の理由】
一口馬主になって一番最初に購入した馬。
とにかく、異系血統の集大成の馬。父、母とも母系は日本土着血統。
しかも、母方のは母系はクモワカの流れでテンポイントと同じ。
詳しくは【血統】で説明。

【馬体の特徴】
前肢、後肢ともほぼまっすぐ伸びている。両後肢が飛節のところで若干曲がっているようにも見えるがこの程度は
許容範囲。
あと、前後のバランスも良く、トモの筋肉も良く発達している。首差しも太く、丈夫そう。
父母とも中距離からクラシックディスタンスに強かったが、体型的にはマイラーのように思われる。

【成 績】(←ここをクリック)

【血 統】
父系は、日本で確固たる評価を得たブライアンズタイム系。
また、父サニーブライアンの牝系は日本の土着血統で桜花賞馬ツキカワ経る星谷系。星谷は下総御料牧場の繁殖牝馬で昭和6年(1931)アメリカから輸入された『星』シリーズの一頭である。

母フルブラッドの母系は、桜花賞馬ワカクモを経る星若系。星若も前述の星谷とともにアメリカから輸入された。
また、ワカクモは、悲劇の名馬テンポイントの母親としても有名。
ワカクモの母丘高(クモワカ)は、馬の伝染病である伝貧でにかかり、薬殺処分されそうになり、これを惜しんだ関係者が密かにクモワカを匿った(他の馬を殺したとも言われている)。クモワカは病気も癒え、北海道の吉田牧場で仔を生んだ。馬主はこの子を登録しようとしたが「死んだはずの馬の仔は登録できない」ということになった。馬主は競馬会に登録を求めて裁判を起こし、見事勝訴したのである(所謂「クモワカ厳窟王事件」。結局裁判は長引き、この子ツキザクラが出走したのは6歳(現5歳)になってからである)。
クモワカが伝貧で薬殺処分されていたらワカクモの桜花賞制覇やテンポイントの出現などこの一族の繁栄はなかったわけで、競馬界にとっても運命的な出来事であった。

『ふたつの出会い』
なおサニーブライアンの5代母ツキカワは、昭和26年の桜花賞に優勝しているが、その2着がクモワカであり、この両馬を内包していることも、シルクミーティアの血統的妙味である。一見重厚な種牡馬が並んでいる血統表の中には、母系にマイラーが潜んでおり、本馬のスピード能力を裏付けている。
また、さらに遡って昭和6年官営の下総御料牧場がアメリカから輸入した星谷と星若の出会いがあることも本馬の血統的価値を高からしめている。

サニーブライアンブライアンズタイムRobertoHail to ReasonTurn-to
Nothirdchance
BramaleaNashua
Rarelea
Kelley's DayGraustarkRibot
Flower Bowl
Golden TrailHasty Road
Sunny Vale
サニースイフトスイフトスワローNothern DancerNearctic
Natalma
Homeward BoundAlycidon
Sable River
サニーロマンファバージPricely Gift
Spring Offensive
ファイナルクインファイナルスコア
ツキカワ
フルブラッドラッキーキャストマイスワローLe LevanstellLe Lavandou
Stella's Sister
DarrigleVilmoray
Dollar Help
タイプキャストPrince JohnPrincequillo
Not Afraid
JournaletteSummer Tan
Manzana
オキワカリマンドAlcideAlycidon
Chenille
AdmonishPalestine
Warning
ワカクモカバーラップ二世Cover Up
Betty Martin
丘高(クモワカ)セフト
月丘