選馬の基準
【はじめに】
一口馬主になる場合、動機は色々あるでしょうが、「良い馬を選びたい」、「走る馬を選びたい」と言うことは誰しも考えることです。
では、いかなる馬が「良い馬」「走る馬」なのでしょうか。とにかく「金に糸目を付けずに勝てる馬が欲しい」という方は、迷うことはありません。高額募集馬を金額の高い順番に買って行けばよいのです。単に「ダービー馬の馬主になりたい」と考えるなら、確率論から考えれば高額馬の良血の方が勝てる確率は高いのです。
しかし、大多数の方は限られたお小遣いの中で、資金を工面して一口馬主になっているのではないでしょう。高額馬に手を出し、走らなかったときの寂寥感は並大抵ではありません。
私は、少しでも投資額を賞金で回収したい、損害を小さくしたいと考えていますので次のような基準で馬を選んでいます。
【私の基準】
@ 募集価格が2000万円以下であること
シルクの募集馬は、基本的に肌馬の購入価格と種付け料から金額を算定しているように思います。
従って、良血の肌馬とブライアンズタイムなどの人気種牡馬の仔馬は募集価格が高くなります。
一口馬主になった場合の期待値(投資額100円に対するは回収金額)は、せいぜい20円から30円程度ではないでしょうか。要するにシステム上、馬主は儲からないものなのです。
「回収率を考えるなら一口馬主になるのはやめるべき」というのは、正しいのですがそこは私も人の子、「自分の馬」は持ってみたいのです。要するに「一口馬主になるリスク」と「馬を持ちたい」という妥協点が「2000万円以下の馬を買う」ということになるのです。
A なるべく若い調教師の厩舎に入厩予定であること
私は調教師の選択は大変重要視しています。日本の調教技術は、まだまだ伸びる余地があると思います。若い調教師が新しい技術を吸収し、欧米に負けない強い馬をつくるのではないでしょうか。シルクの関係でお勧め厩舎は次の通りです。
| 関 東 | 藤沢和雄、勢司和浩、国枝栄、高市圭三、畠山吉宏、田中清隆、伊藤伸一 |
| 関 西 | 藤原英昭、鮫島一歩、作田誠二、音無秀孝、宮徹、石坂正 |
シルクの場合はカタログに入厩予定厩舎の一覧表がついてきます。ただし、入厩先はあくまで予定です。特に人気厩舎はよく変更になります。この場合は素直にあきらめましょう(笑)。
また、特に一口馬主の間で評判の悪い厩舎は、避けた方が無難です。ホームページなどを訪問して、掲示板を見ているとある程度わかりますのでこまめに調べてみましょう。
B 馬体が丈夫であること
(1) 前後とも脚が真っ直ぐに伸びていること
脚が曲がっている馬は結構います。特に飛節下の管の部分や飛節自体が曲がっていて「X脚」になったりしています。シルクのカタログは良心的で前後の写真が掲載されますので、素人の私でもある程度わかります。
(2) 骨太であること
これも、前後の写真が一番よくわかります。脚の骨の太さは要チェック、管囲の掲載のない0歳馬でもある程度はわかります。よく写真を比べましょう。
(3) トモに筋肉がたくさんついていること
要するにお尻がでかいことです。でかいほど筋肉がたくさんつき、丈夫です。本田騎手もインタビューで同じことを言っていました。
C 前後のバランスがよいこと
かなり感覚的な領域ですが、バランスの悪い立ち姿はよくありません。また、極端な腰高もよくありません。
D できる限り2(1)歳馬を買うこと(当歳馬は避ける)
2歳馬は、募集締め切りになる6月の時点で仕上がり具合や丈夫さが会報やテレホンサービスでわかります。従ってハズレをつかむ確率はそれなりに低くなります。現在のような不況下では、結構良い馬も売れ残っているものです。
しかし、当歳馬はどんどん変化しますので、それだけリスクが伴います。早田社長は会報の座談会で、「一口馬主の楽しみは当歳を買うことが基本(会報No69)」との発言がありますが、金銭面のリスクが大きくお勧めできません。よほど気に入った当歳馬以外は避けた方が無難でしょう。
私は素人ですので、評価項目が多すぎても訳が分からなくなってしまいます。以上@〜Dの評価項目に絞って馬を選びたいと考えています。