* 台湾滞在記 2004/8/10〜2004/8/15 *


  2004/8/10 台湾へ出発
朝9時半発、中華航空機にて台湾へ向けて出発! 名古屋からは台北までは約3時間のフライト。チャイナエアラインの機内食おいし〜!!今までの航空会社の中でダントツ!思えば今回の旅行、この機内食から始まり、おいしいものづくしの旅だった・・。

台北の中正空港から市内へはタクシーは高いのでバスを使った。 ここで初めての中国語を試す。「台北駅まで一人」難なくクリアしていい気になったのがいけなかった。そのあと調子にのって「何時に出る?」「どこから乗る?」など 聞いてみたが言ってることはさっぱり分からず、うう、やっぱり私の中国語はこんなもんか、とくじけながらとりあえず分かったふりをして笑顔でその場をあとにした。

たいてい、空港の人というのは冷たいものであると思っていたのだけど、ここ台北ではどこのバス亭かわからずうろうろしていたら、こちらからは何も聞いてないのにバス会社の人がすぐに乗る場所を教えてくれた。なんていい国だ!

空港から台北駅まで約30分ほどで到着。台北駅のどこぞとも分からぬところで降ろされゴロゴロ スーツケースをおしながら、地図をみながらホテルにたどりつきチェックイン。

ホテルに入ってフロントのおねーさんが中国語で「予約してますか?」と聞いてきた。 (と思われる) あたしってばけっこう中国語分かるじゃん!と又もやいい気になり「予約してあります。インターネットから」と言おうとしたが通じなく、あえなく敗北。おねーさんは日本語で応対してくれた。

そのあと台北市内を走る地下鉄MRTに乗り市内観光へと繰り出した。地下鉄は初乗り20元(約60円)。よほど遠くない限りはこの値段でだいたいどこでも行ける。 まずは中正記念堂。

駅を降りるとすぐに国立劇場と国立コンサートホールの建物があり(写真上段部左から2枚目) その奥が記念堂となる。記念堂内は蒋介石の銅像があり、その両脇に二人の衛兵が立ち一時間ごとに交代式がある。(写真上段部左から3〜4枚目)

まずは、中国式の建造物の美しさに驚いた。そしてその大きさ!広さ! 蒋介石の銅像にしてもデカすぎ!どれも写真に入りきらないよー。

そのあとは、台湾の行政府のおかれている総政府へと向かう。ここもデカイ!道路が広い!が!!!修復作業中のためその姿は見れなかった。。 仕方なくすぐ近くにある二ニ八公園へ向かう。公園といいながらも、中国式建造物が真ん中に立っていて中々面白い。
(写真上段部左1枚目)

そしてメインイベントのこの日の夕食は「牛肉麺」。見た目よりも塩味であっさりとしたコクのあるスープだった。麺は太め。うどん、もしくは、きしめんに近いかも?

夕食後は台北の夜景を見るべく新光摩天展望台へ上る。入場料は150元(450円)安!そして夜景は台北市内が一望できる。きれい〜☆窓際に席が設けて あるので夜景を鑑賞しながら薔薇茶を飲む。満足満足。

 


 2004/8/11 台湾滞在2日目-中国様式建造物はどれもデカイ!の巻-
今日から学校。朝7時半から10時半まで授業。今回の学校の先生はちょっと年輩。毎時間ごとに先生が変る。それぞれに特徴があり面白いが 教え方にはやや不満。。が、マンツーマンなので発音で今までどうしても分からなかった違いや台湾での中国語(普通語)と中国大陸の普通語との違いなど新しい発見がいろいろあった。やっぱり台湾きてヨカッタ!

お昼はセルフサービスの惣菜屋さんのようなお店で食べる。だいたいお皿いっぱいに盛って約100元(300円)。ご飯と汁ものが一杯づつ付いてくる。 台北市内ではこういう形式のお店がとても多く店内でも食べれるしテイクアウトもできる。安くておいしいので地元の人も良く利用するらしい。

午後からは、今回最大の目的であった故宮博物館へと向かう。 博物館へは最寄の駅から離れてるのでバスを使った。さすがに観光地とあって、バスも分かりやすくすぐ乗ることができた。平日とあって、人が少なく、バスの乗客は私一人だった。

ここで運ちゃんが話しかけてきた。運ちゃんは台湾語を話すらしく普通語の発音もなまっていた。 運ちゃんに台湾語を教えてもらうが、普通語とは全然違う・・・。というわけで全然覚えられないまま博物館へ到着。 やっぱり、博物館もデカイ!!写真に納めるには無理がある。(写真上段部左5枚目)

北京にある故宮博物館はもっとスケールがデカイと聞いているが、展示物はどうやら台湾の博物館の方がすごいらしい。もともと北京にあったものを台湾へもってきたのだそうだ。 しかし、ここも一部修復中。。。はあーどこもかしこも修理だよ。まったく。(写真上段部左6枚目は博物館隣にある中国様式庭園。奥に見えてるのが博物館)

展示物は中国人の手先の器用さに驚き。というか、神業?いったいどうやって彫ったの?というような小さなくるみの実を彫った極小箱舟に人が乗っていたり、象牙の一刀彫にはしばし足をとめて見とれるほど見事だった。一方ではどこからどうみても豚の角煮だよ、という 天然石も展示されていた。

帰りのときも行きと同じ運ちゃんのバスに乗った。何やらまた話しかけられたが、中国語がつたない私は運ちゃんの言ってることがわからず、どうやら私の次の目的地に近い方の 駅を教えていてくれたらしい、と駅についてから分かった。あぁ、もう少し中国語ができてたら・・。ほんとにこういう交流がとても嬉しい。運ちゃんありがとー!!

外は台風の影響で段々と雲行きが怪しくなり激しい雨が降ってきた。仕方ないので屋外の観光は諦め買い物タウンへ繰り出す。高さ508mという台北101ビルへ向かった。 まだ展望台がオープンしていなく2004年秋頃にオープンらしい。うーん、ここも大きすぎて、写真に入りきらない・・。

 


 2004/8/12 台湾滞在3日目-台風が来たの巻-
最悪だ。台風がきた。分からないなりにもテレビのニュースで台風情報を見る。台湾でも日本と同じように台風に名前をつける。 日本では数字だが、台湾では今回の台風は「蘭寧台風」という名前が付いてた。

午後からは台北郊外にある「九分」という町と海岸沿いのツアーを申し込んであった。 ツアーが決行されるのか 電話で確認したところ、問題なく出発するということだった。

ホテルまでツアーガイドさんがミニバスで迎えにきてくれた。ツアー客はなんとも奇妙な組み合わせで、ドイツ人2人にインドネシア人3人、日本人2人。ガイドさんは 台湾人。バスの中は日本語と英語と中国語、インドネシア語にドイツ語がとびかう。うーん、まるでミニ世界だよ。

最初は英語と日本語で説明していたガイドさんも途中からめんどくさくなったようで、日本語がずいぶんと短く省略されていた。それにしても英語から日本語へとよく切り替えができるもんだと感心した。

「九分」は炭鉱の町。台北から車で約1時間の所にある。今はもう廃墟となって映画の舞台となった事から観光地化されている。(写真下段部左から6枚目)

古い町を堪能した後は、海岸線沿いへ。(写真中段部左から1〜2枚目)岩石が奇妙な形をしていた。台風の影響で波が高く風も強かった。晴れた日にきたらさぞかし綺麗だっただろうと思ったが ある意味、台風のあとでとてもエキサイティングな波しぶきが見られたのはそれはそれでよかったかもしれない。

夕方18時ごろ台北に戻り士林にある夜市へ向かう。台風の来た日とあって、人もまばら、いつもよりお店も少なくお客さんも少ないらしい。それでもにぎやかなのには 変わりない。

いろいろな屋台が出ていてどれも食べたい!まずは、魯肉飯(ルーロンファン)という醤油ベースのたれで煮込んだひき肉をご飯の上にかけたものを食べてみた。少々脂っこいが私は好きな味! それぞれの屋台によって同じ料理でも全然味が違う。

そのあとは鍋料理を食べる。台湾の人は夏暑いときでも鍋やらーめんなど熱いものを良く食べるらしい。冷やし中華など冷たい食べ物はほとんど見ない。 士林夜市(写真中段左から4枚目)

お腹もいっぱいになり、色々な屋台を見て回る。食べ物だけではなく、雑貨や衣類、女性の下着、なんでもアリ! 縁日やお祭りみたいな雰囲気。台北市内にはこういった夜市があちこちにあり、毎晩開かれているというのだからすごいな〜。
 


 2004/8/13 台湾滞在4日目-ハードスケジュールだよの巻-
今日は台風が去ったおかげで快晴!いつものように午前中授業を受けたあとは、漁港の町淡水へと繰り出した。地下鉄MRTで30分ほどの所にある。

さすがに台風の去った後で倒れた木が浮いてたりした。でも、眺めがいい〜さいこ〜海から吹いてくる風が気持ちいい。ここは夕日がすごく綺麗だそうだ。

海沿いに歩いてしばらく眺めを堪能した後、一本中の通りに入り 今度は屋台やお店がずらっと並ぶ道を歩く。(写真中段左から5枚目)

写真は臭豆腐というとっても臭い豆腐。どのくらい臭いかというと食欲を失うほどの臭さ。でも食べるとその臭さとは一変、味はおいしい。食べるころにはもうすっかり臭さが消えている。豆腐自体が臭いのではなく そこに加える調味料が臭いのでは?ということらしい。

台湾でとっても嬉しかったのはだいたい、どこのお店でも話しかけるとみんな笑顔でにっこり対応してくれること。 なんだか人の暖かさを感じた。ほんとにいいところだ。

駅から30分ほど歩いたところにスペイン人の建築した紅毛城というお城があるらしくそこまで頑張って歩いていったら、改修工事のため閉館されていた・・・。 ここまで歩いたのに!そりゃないぜー。

仕方ないのでまた同じ道を戻り、昨日行けなかった忠烈詞へ行くことにした。戦死した台湾兵士が葬られているところで、ここにも衛兵が中に2人、外に2人立っていて毎時1時間毎に交代式を行う。 台北市内で交代式を行う場所は3箇所あるが、この忠烈詞の交代式が一番長くて見ごたえがあるらしい。(写真中段一番右〜下段左から1枚目〜2枚目)

他の二箇所の衛兵に比べ、ここは屋外である。この炎天下の中、1時間微動だにしてはいけないらしい。 汗びっしょりかいていた。かわいそ〜。そばにはお付きの人がいて、汗をふいたり、水をかけたりしていた。そりゃそーだよね。これだけ暑かったら死んじゃうよー。 でも、私は見てしまった。微動だにしてはいけない衛兵さんが、動いてるところ・・・・。

交代式が終わった後は行天宮という占いで有名なお寺へ行くことにした。台湾の人は信心深い人が多いのでどこのお寺へ行っても すごい人だかりで皆熱心にお祈りをしている。

占いブースは地下道に並んでいる。日本語OKな占い師さんもいる。入るつもりはまったくなかったのだけど、なぜか最後の日本語OKと看板が出ていた 占い師さんと目があい、吸い込まれるようにして中へ入ってしまった。

値段を聞けば1件で500元(約1500円)まあ、せっかくだからやってみるか。台湾では米粒占いというのがあり、小さな壷に入った米粒をつかみ、三つの小皿の上に置いて占うというもの。 どうせ当たらないだろう、なんて思っていたら、これがびつくり!!何も言ってないのに、けっこうあたってた。 すっごーーーい。感動。かなり驚いた。

お寺つづきで次は龍山寺という台湾で最古のお寺へ行った。台湾では道教と仏教のお寺があり、 この二つは建築様式がまったく違う。

道教のお寺は写真にあるように(写真下段左から3枚目〜5枚目)屋根の作りが豪華であるのが特徴らしい。

たまたまここではお祭りをやっていて、ラッキーにも獅子舞や龍の舞が見れた。中国文化らしい爆竹も鳴っていて迫力満点! さすが最古の寺だけあって、建築も美しく見ごたえがあった。

お寺を満喫したあとはお腹がすいてきたので、西門寺という買い物タウンへと向かった(写真中段左から3枚目)

ここでは、麺線という地元の人も並んで食べるラーメンを食べた。一杯35元(約100円)おいしい〜!だしはかつおだし。 ホルモンがじっくり煮込んであって、噛めば噛むほど味が出てきてこれがまたおいしい。麺ははるさめのようにかなり細く食べやすい。

そのあと、屋台で餃子を買う。 皮が厚めのパリパリに焼いてあって、これもおいしい〜感動☆平日の夜でも、だいたいどこの繁華街も人がかなり多い。 台北は眠らない街だ。。
 


 2004/8/14 台湾滞在5日目-ひたすら食べるの巻-
実質台北市内を観光できるのもこの日が最後。今日は今まで回りきれなかったところへ行くことにした。

まずは永康街というところで腹ごしらえ。ここには地元の人にも日本人にも超有名な小龍包のお店ディンタイホンというお店がある。しかし、めちゃくちゃ人が並んでいたので 諦めてすぐ裏にある高記(カオジー)という同じく小龍包で有名なお店に入る。

中華料理は一人で食べるには量が多すぎる。仕方なくここでは、ワンタンを食べた。おいしい〜♪何を食べても台湾ではおいしい。

お腹がいっぱいになった後は国父記念館へ行く。ここには孫文の銅像があり、その両脇に衛兵が二人いて一時間ごとに交代式がある。 孫文の銅像もデカ!初日に行った蒋介石の銅像と同じく、「ど」がつくほどデカイ。 中国文化はとりあえずデカくて広いのが売りのようだ。

夜ご飯は、雲南省の料理店へ行く。雲南省のラーメンは汁と麺が別々に出てきて食べる直前に汁のお碗の中に入れて食べるというもの。 油っこいものが多い中華料理だけど、これはけっこうあっさりしていてとてもおいしかった。

初日から毎日のように麺を食べてるけど、どれもこれも味も麺もまったく違うものなので食べていても飽きない。

そしてデザートはマンゴー氷を食べにいく。カキ氷の上にマンゴーがどっさりのって練乳がかかっている。マンゴーめちゃくちゃおいしい!!甘い! 日本で売ってるものより数倍大きい。台湾さいこー。食べ物おいしいよー。
 


 2004/8/15 台湾滞在6日目-先生に感謝の巻-
とうとう今日で台湾も終り。今日も午前中授業を受けてから空港へ向かう予定にしていた。

今日の先生は一番最後にして教え方がとても上手な先生ですごくよかった。昼間は貿易会社で働く人で、会社の出勤前と出勤後にこの学校へ来て中国語を教えてるらしい。なんて パワフルな人なんだ。色々な話をして仲良くおしゃべりして2時間があっという間に過ぎた。

私が台湾のフルーツはとてもおいしいし、日本で見たことないものがある。といったら、じゃあ、授業終わったら 一緒に食べにいこう、と誘ってくれた。

学校を出てすぐの路地で果物が売っていて、そこで龍眼(ロンイエ)というライチのような味で皮がかたい大きさは巨峰のようなものを、 なんとお土産に先生が買ってくれるという。

そればかりではなく、やしの実をくりぬいたものも買ってくれストローで中の果汁を二人で一緒に飲んだ。今日逢ったばかりなのにこんなにしてもらって。 ほんとにありがとう、先生。なんていい人なんだ。最後にお別れするときはちょぴり涙が出た。

思えば、三越の地下の食品売り場でお土産のパイナップルケーキを売っていたおばちゃんもこんな感じだった。 中国語、私が全然できないのに、色々と話てきて、なんだかよく分からないけど仲良くなっておばちゃんは最後に名前を私に教えてくれた。また台湾に来てよ、今度きたら色々いい所 教えるから、って。

ホテルの従業員もそうだった。なんだか分からないけど色々話しかけてきてとても皆気さくな人たちだった。

台湾はとっても人にやさしい暖かいところだ。台湾サイコー。ほんとにいいところだ。リピーターが多いのもうなずける。 絶対中国語上達してもう一回いくぞ。。今度はもっとおばちゃんたちと会話がちゃんと出来るように。
 



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