2021年の目録

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ひかげの

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共働き30年間で1.6倍   1/29 

日照権   4/7


日照権   4/7~4/30

4月7日庭の椿の剪定をしながら考えた。かっての土地の所有権は、上は無限下は地球の中心までであった。それが、上は、人工衛星が地久の周りを飛ぶようになって、宇宙空間は除かれ、東京で地下鉄が網の目のように造られることになって、下も地球の中心までと言うという説に疑問が出ているようである。さらに、隣の状況によっても、上の方は制限が加えられ高い建物は建てられないという判例がある。

日照権は戦後に確立した権利である。東西の幅が広く背が高いビルが建てられるようになって、一日中日陰になった家が増えたことから日照権が認められるようになったのである。

高度成長期になって利己の考えが第一の課題になって利他に配慮する考えがなくなった結果、法律、判例を介してのみ環境と接しなくなり地域住民から離れた存在になっていると考える。



共働き30年間で1.6倍   1/29


中日新聞2020年10月24日の朝刊3ページに共働き30年間で1.6倍の見出しで2段の情報が載っていました。「2020年版厚生労働白書は、平成の三十年間で共働き世帯が占める割合が約1.6倍になったと指摘した。少子高齢化により人口減が進む中で、労働力が不足することを避けるため、女性や高齢者の就業率の向上が一層必要になるとの見方を示した。」「白書によると、男性が働いている世帯に占める共働きの割合は1989年に42.3%だったものの、2019年に66.2%へ上昇した。」

この白書が示す要点は何でありましょうか。女性の社会進出が進んだことであるのか、労働力が不足することであるのか、はっきりしていないと思われます。「労働力が不足することを避けるため」のように思われます。その証拠は外国人労働力の増加が推し進められているからであります。

日本の政府国会の傾向は、女性の労働者が増えることが望ましいことと考えられています。そして、女性の管理職への進出が望ましいと言われています。この二つのことは関係があるようで全く別の話です。経済界が求めていることは、少ない賃金で多くの労働力を雇うことであって女性管理職が増えることではないと思われます。
政府が胸を張って誇れるのは、女性が納得できる待遇で働けるようになったときであると思います。女性管理職については率で決まるものではないと思います。

多くの人は、自分をホモサピエンスであることを忘れているようです。健康な子孫を育てることが生物としての使命と思います。自分の子でなく、次代の子のことです。

生後数年間の授乳は情緒の発達に影響があると言われています。母乳には乳児の成長に必要な者が含まれているそうです。この母乳を赤ちゃんに贈れるのは母親だけが持っている特権と思います。父親ができるのは哺乳瓶を通して送るぐらいのことしかできません。