2022年の目録 ©鈴木和夫2022


目次

赤木ファイルについて                        1/2

5万円クーポン券と民主主義                     1/20  

国連安全保障理事の紛争当事者の常任理事の投票は憲章違反である。   7/7

安倍晋三氏の国葬には反対     7/20        


ウィリアム・サーストンの命題に疑問あり                10/12・11/3

宇宙内の1定点に固定した縄を着けたロケットを発射したとき、宇宙内を飛び回ったロケットに着けた縄を発射点で手繰り寄せられる宇宙の形は球である。(ポアンカレ予想の証明)。      11/4ー11/7



本文


宇宙内の1定点に一端を固定した縄を着けたロケットを発射したとき、宇宙内を飛び回ったロケットに着けた縄を発射点で手繰り寄せられるとき、そのときの宇宙の形は球である。(ポアンカレ予想の証明    11/4ー11/7

ウィリアム・サーストンの命題について考えていましたときに、ポアンカレ予想には2つの予想があるのではないかと思うようになりました。一つは、宇宙内の一点に、一端を固定した縄を着けたロケットを発射して、宇宙内を自由に飛ばすとき、戻ってきたロケットに着けた縄を手繰り寄せるとします、このとき必ず縄を回収できれば、宇宙は球形と言える。という分かりやすい予想であります。もう一つは、「単連結な3次元閉多様体は3次元球面s
3に同相である」という、予想であります。
後者の予想
結論が「3次元球面s3に同相である」ということのようですが、これは、球に近い形ということの数学的表現だと分かります。しかし、単連結がどんなことを示しているのか分かりません。さらに、3次元閉多様体も分からないのです。位相幾何学では、定まった形はありませんので物体のことを多様体と呼ぶのだと思います。しかし、閉が分かりません。閉があれば開があると思いますが、違いは分かりません。単連結は一つに繋がったということと思いました.こんなことで推測しますと「一つに繋がった閉物体は球のような形だ」となりますが、前者の予想と違いが大きすぎて同じ内容の説明とは思われませんでした。そこで、二つの予想は違うことを予想していると思いました。そこでロケットが縄を引っ張る方のポアンカレ予想が最初に考えられたものとして検討することにしました。その結果を下に書きます。


位相幾何学では穴の有る無しが問題にされるようです。しかし、穴には底が有るか無いかに問題があります。それですから、ここでは輪の有る無しで論じます。

縄が輪を潜ると縄の両端を同時に引っ張っても縄は輪を潜ったままであります。縄の一端を固定して他の一端を輪に潜らせて引っ張っても縄は輪を潜ったままであります。縄を引っ張るときはこの後者の言い方をしました。ご了承ください。
物体は球とドーナツ型の二つに集約できると思います。つまり、輪がない物体と輪がある物体に分けられるということです。
これだけを前提として、証明をします。

球宇宙の外面の1点以上の点で宇宙に接する輪を宇宙の内側に考えます。この時点で宇宙は球でなくなります。
宇宙内の1定点から縄を着けたロケットを発射します。
ロケットが輪を潜り抜けて発射点に帰ってきたとします。このときの縄は輪を潜っていますから、縄を発射点に手繰り寄せきることはできません。
宇宙の内部に浮かんでいる物体に輪があったり、浮かんでいる物体自体が輪になっていたりすれば球宇宙は変わりなく球ですがロケットに着けた縄は輪を潜ったので回収できません。

縄を発射点に手繰り寄せきるには宇宙自体も宇宙に浮かんでいる物体にも輪がないことが条件になります。輪がない物体は球であります。
以上のことから、宇宙の一定点で発射されたロケットが宇宙内を飛び回って定点に戻ってきた後で、縄の全体を定点で回収するには宇宙内に輪が無いことが条件になります。このような物体は球であります。
以上の理由から導かれる結論はポアンカレ予想は正しいであります。

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ウィリアム・サーストンの命題に疑問あり1                10/12

ポアンカレ予想は「この地球が存在する宇宙のどこかの一点に長い縄の一端を固定するとする。ロケットに縄の他の一端を固定して発射するとする。ロケットが自由この宇宙内を飛び回り飛び回って発射された点に戻ってきたとする。ロケットを発射した点で縄の両端を手繰り寄せたとき縄が手繰り寄せられたら。この宇宙は球形と言えるか」という予想でありました
この予想を証明する手がかりとして登乗したのがウィリアム・サーストンの命題だそうです。ウィリアム・サーストンの命題を書きます。
「コンパクト3次元多様体は幾何構造を持つ8つの部分多様体に分解される」この命題を見ましてどんな図になるのかと考えました。球とドーナツ型は分かりましたが他の6つの図は、開いているとか閉じているとかも分からないわたしには「8つの部分多様体に分解される」という言葉は分かりませんでしたが、この宇宙は宇宙の外から見た図と思われました。

 そこで、「無学者論に負けず」とばかり無謀にも「宇宙内の一点からと綱を付けたロケットと手繰り寄せられる」という数学の素人でも分かる予想について考えることにしました。

「円に一本の直径を引きます、直経を軸として180度回転してできる図が浮かびました。この図に直経を2本引いてどちらかの直径を軸として180度回転してできる図も条件に当てはまると思いました。直径を3本にしても条件に当てはまります。直径の数を無限に増やすことが可能ですから当てはまる図は無限にあることになります。命題の8図というのは違うのではないかと思いました。

 以上がわたくしの結論であります。
 この考えは間違っていないと思いますので、わたくしの電子冊子[はぐれ里]に記載しました。御指導下されば幸いに存じます。

ウイリアム・サーストンの命題に疑問あり2   11/3

疑問あり1を一般化して疑問あり2を考えました。蛇足の感はありますが、お許しください。
 宇宙の外面の内側に2点を設定します。2点を結ぶ2つの曲線を設定します。できた図形は、宇宙と宇宙内の曲線からできる輪を持つ図形ですから、元の宇宙と違う図形だと言えます。
 この宇宙内の一点から縄を付けたロケットを発射して輪を潜らせて、発射点に戻します。このときの縄は発射点に回収できません。
 確認しますが、ロケットが引っ張る綱が回収できるかできないかは、論点ではありません。わたくしが想定した図形が宇宙空間として妥当であるか、妥当でないかを主題にしております。
 さらに、想像を広げます。
 宇宙の外面の点を3点から無数の点に広げます。無数の点の内の2点を通る輪を想定します。こうしてできた無数の宇宙も想定する宇宙空間の内に入ると思います。
 さらに広げて、宇宙の外面の内側の2点を結ぶ線を、線でなく管に広げても、この宇宙でもポアンカレが予想する宇宙と言えると思います。もし言えるならばウイリアム・サーストンの命題に疑問ありと言えると思います。

更に形を変えます。宇宙の外面の1点に接する輪を宇宙の内に設けます。宇宙の1点から縄を着けたロケットを発射します。ロケットが輪を潜りぬけて発射点に戻ってきたとします。このとき縄は回収できません。しかし、宇宙は形を変えることはありません。このときの宇宙の形は球形であります。ウイリアム・サーストンの命題に疑問ありと言えると思います。


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安倍晋三氏の国葬には反対     7/203^

安倍晋三氏は国会で100回以上の誤った発言をしました。その折に嘘だったら辞任辞職をしなくてはいけないと強調しました。

法案成立の折に有権者に詳しく説明しますと答えて質問に答えませんでした。

30年前には1位だった国力を32に落とした立役者です、

このような政治家を国葬として葬る恥ずかしさを知らねばなりません。


国連安全保障理事会の紛争当事者の常任理事の投票は憲章違反である  2022/7/7

大学法学部 御中                        鈴木和夫

国連安全保障理事会の紛争当事者の常任理事の投票は憲章違反である。

国連憲章27条3項によれば、安全保障理事会の採決の際、常任理事国が紛争の当事者の場合採決には棄権せねばならない、とあります。 

今年の224日以降の安全保障理事会でウクライナが侵略されたことにたいする採決の際ロシアは拒否権を行使しておりますが、棄権させるべきでありました。

今月の安全保障理事会の議長はブラジル国だと思いますが、ブラジル国の国連大使に憲章の273項のことをお知らせしたいと存じます。しかし、その方法がございません。

そこで、お願いがごさいます。

ブラジルの国連大使に連絡が付けれるような方をご存知でしたら、大使に273項のことを伝えていただくように御願いしてくださいますようお願いします。

なお、273項のことは、外務省に伝えましたが、参院選のためか音沙汰なしのままでございます。ウクライナの惨状をテレビで見るにつけ、一刻もおろそかにできないと存じ御助力をお願いいたすしだいでございます。

新コロナ肺炎は最大の感染のようでございます。

ご自愛くださいませ。


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5万円クーポン券と民主主義    1/20

低所得の児童生徒の家庭に対して5万円のクーポン券と5万円の現金を配るという案が閣議で決定されて報じられました。
この案に対して反対の意見が広がりました。その結果、10万円の現金を配っても良いということになりました。
政府はクーポン券とした説明をしないまま変更になりました。
この、10万円配布のこと以外にも、決定されて直ぐに変更になったことがあったためでしょう、新聞、テレビで、簡単に変更になったということで、非難めいた報道がなされました。
驚いたことに、変更したことは、民主主義に反することで望ましくないことだと言う意見もありました。

 この民主主義に反するという考える人は少なくないと思います。

 しかし、古来から「過ちては改むるにはばかることなかれ」という言葉があります。
間違ったことを決めても間違いと分かったときに過ちを改めようとします。そのときに改めることを非難をされたら、改めることを止める、そんなこともあると思います。

 権力者が間違ったことを行い続けるのは、改めようとすると非難されるから。こんなことも考えられます。権力者が弱い人であればなおさらと思われます。批判をして過ちを続けさせる、そんなこともあると思います。

 現在の日本を民主主義の国と思っている人が多いと思います。本当にそうでしょうか、多数決で決めれば民主主義だと言う人がいます。ヒトラーは多数決で国を手にしました。議会を背景にし、多数決の結果を振りかざす、そんな独裁者は掃いて捨てる程です。

 住所がない人がいます。充分な食事をしないで一日を暮らす人がいます。医者に行けない病人がいます。原因は分かりませんが、いられることは事実です。それでも民主主義の国と言えるでしょうか。こんなことを思っても何もしないこんな人間も民主主義の国の一人なのでしょうか。疑問だらけです。

 一度決めたことは人々の反対があってもやり抜くというのでは専制主義のあり方のように思われます。多くの人が受け入れないと分かれば直ちに改めることが民主主義の基本の考えではないでしょうか。政治を行う人は反対が多くても、これこそ多くの人のためになることと確信しているならば、説得することを選んで欲しいと思います。

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赤木ファイルについて              1/2

  2021年12月16日の中日新聞の朝刊の1面左に「国が一転賠償認める」という題で、いわゆる「赤木ファイル」記事が載っていました。
 今日になって詳しく読みました幾つか疑問なことがありました。法律には無学なわたくしですから「なぜ」と思ったのでしょうが、読んでくださる方があればありがたいと思いまして「なぜ」について書きました。
 
 この損害賠償裁判について、ご存じない方のために、記事の一部を書きます。「森友学園問題に関する財務省の決済文書改ざんを苦に二〇一八年に自殺した財務省近畿財務局の元職員赤木俊夫さんの妻雅子さんが、国と同省理財局長だった佐川宜寿元国税局長菅に損害賠償を求めた裁判」ということです。この裁判の進行協議の席上で国が賠償責任を認めた」ということです。
 『雅子さんの代理人弁護士は「事実を解明する訴訟だったが非公開の協議で訴訟を終わらせてしまった。国は隠したい事実があるのではないか」と批判した』そうです。
 『国が地裁に提出した書面で赤木さんの自殺原因を「財務省理財局からの決済文書改ざん指示や森友学園案件に係る情報公開請求への対応などの業務に忙殺され精神面、肉体面に過剰な負荷継続したことで精神疾患を発症した」と説明した。請求を受け入れた理由は「いたずらに訴訟を長引かせるのは適切でなく、決裁文書の改ざんという重大な行為が介在している事案の性質などに鑑みた」とした。』
 『改ざんを指示したとされる佐川氏側も、国家公務員による損害は国が賠償するため、公務員個人は責任を負わないとする最高裁判例示し「個人が責任を負うことはない」と改めて主張した』そうであります。

 この後「なぜ」を書いてまいります。
 
 最初のなぜは、国がなぜ賠償責任を認めたのかということです。
 次のなぜは、雅子さんはなぜ賠償訴訟を起こしたのかということです。
 三つ目のなぜは、国が賠償責任を認めたことによって、国家公務員法違反、刑法違反の告訴を招くようになることを残したのかということです。 

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