JR東海版211系、211系5000&6000番台(引退済)

本ページではJR東海発足時からの主力通勤車両であった211系5000・6000番台を紹介します。
JR東海の電化全線、全電車配置区(大垣、神領、静岡)に配備されていた同系ですが、2006年10月改正で転属により大垣区から撤退、2021年からの315系導入により2022年3月から3両編成から淘汰が開始。3両編成は2023年4月、4両編成が同年12月に淘汰完了しました。

静岡区では神領区への315系投入により313系の転入により2022年から淘汰が始まりました。
いったん止まった淘汰も2024年の313系転入で再開、同年6月からは静岡地区向け315系の新車投入によって淘汰の速度があがり、2025年2月上旬に引退が終わりました。しかし静岡区の211系は一部が三重県の三岐鉄道に譲渡されて次なる活躍の場を得た車両もいます。

211系5000・6000番台では製造後改造で転落防止ほろ、パンタグラフ交換のほか、2007年度からは日本車両でATS-PT設置工事が開始され、神領・静岡区双方の車で改造が開始され、2011年までに完了。
優先座席のシートを灰色からオレンジ色に変更し、同部のつり革も同様にオレンジ色に、出入り口のステップを黄色で目立たせる工事も2017年度には完成しました。
その後は目立った改造はされていません。これら改造の履歴についてはフレーム上部の「製造後改良」からご確認いただけます。