カーサー王は年頃になったクーシー王子の結婚相手を選んでいた。
何十人もの候補者の中から,3人が選び抜かれた。
知性・家柄・立ち居振る舞い…いずれも申し分なく,甲乙つけがたく困っていた…
そんな時,パーティーの招待状が届いた…突然,カーサー王に閃きが!
「王女になるのだから,酒の席でもきちんと対応できる痴性も持たねばな!」
さっそく最終候補の三人が呼び出された。
カーサー王「そちたちは口を二つ持っておるな。上の口と下の口と,どちらが年下か教えてくれ」
三人の候補者たちは困った様子もなく,即答した。
候補者A「決まっておりますわ。上の口の方が年上でございます。歯がはえておりますもの…」
候補者B
「いいえ,王様!下の口の方が年上でございます。お髭がはえておりますもの…」
候補者C
「私は下の口の方が年下だと思います。だって時々ミルクを欲しがりますもの…」
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