つぼみのホームページ(娘 心)
美しき女あり
東の家より媒酌をもって言い入れしは
富栄えるが,色黒く,きたなきありさまなり
西の家よりて言い入れしは
家は貧しかれど,光源氏の君にも
劣らぬ優男なり
父母,娘に尋ねれば
昼は東の家に行き,夜は西にて寝ん
参考(いらぬお世話か?)
下の図は両親から東の家の醜男と結婚したければ左肩を,
西の家の貧乏な色男と結婚したければ右肩を脱ぐようにい
われた娘が諸肌を脱いで二人をものにしたいと願う姿を描
き,よこしまな考えを戒めるもの
「今昔道之栞」(1849年から)
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