つぼみのホームページ(お酒の雑学)

花彫酒(花雕酒)




現在では,加飯酒を長期熟成させたものを言いますが…
上の写真のように,酒がめの外側に花や鳥・虫、また物語の人物などの
彫刻と彩色が施されているためにこう呼ばれており,一般的に中には加
飯酒が入っていることが多い。
昔は結婚し,子どもが生まれた時に贈られた祝い米で紹興酒を造り,生
後1ヶ月のときにとかめに入れ紹興酒を地中に埋め,その子が成人し結
婚するときに長年貯蔵してきたその酒の蓋を開け,お祝いに来た客に振
舞った。娘が嫁に行くときこの酒は女児紅,息子が嫁を娶るときは状元紅
と呼ばれていました。
紹興酒は古ければ古いほど美味しく,このような年代物の老酒は芳香が
鼻をくすぐり,味にコクがあります。しかし,最初に書いたように,現在では
は紹興酒の銘柄の一つにすぎず,「十数年寝かせた老酒」というものでは
ありません。


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