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公民館前に役員の皆さんにより山車が用意され,祭り開始の太鼓が打ち出される。
一般的に天王祭と言えば,夏に流行する疫病を振り祓う祭礼のはずだが…「養蚕の神事」という島の人がいたし,神官は「普通の天王祭」
と仰っている
し,七夕飾りが山車に取り付けられているし…佐久島の天王祭は謎が多い… |
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短冊には「ゴリラになりたい」など,子どもの可愛らしい(?)もの,世界平和を祈願する大人のもの,子どもの健全な成長を願うもの
が殆どだったが,「宝く
じが当たりますように!」という切実感あふれる(?)ものもあった。公民館から神事が執り行われる津島社までは,曲がりくねった細い道を
移動しなければ
ならないので大変。場所によっては台車から七夕飾りを取り外す必要も…
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津島社に着くまで,四カ所で笛・太鼓による神楽囃子が演じ(奉納?)られる。最初の演奏場所は公民館前。二番目の演奏場所から,小・中学校の児童・生
徒が参加。驚いたことに!この写真のように,小学生が太鼓・笛を普通に演奏している!付き添っていた先生に聞いたら,「ふるさと学習」という授業が週一
で地域の長老を指導者として行われているという…近くにいた,笛を持っていた小学一年生に聞いたら,「三曲吹ける」との答えが返ってきた。
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三番目の神楽囃子演奏場所。佐久島小・中学校の児童・生徒ほぼ全員。
右の写真は津島社拝殿前に集まった島民・観光客など。境内で奉納されている神楽囃子を視聴している。佐久島に伝わっている神楽囃子は「新車(しんぐ
るま)」,「津島下がり」,「下がり葉」など十二曲。
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奉納する曲によって,太鼓の打ち方は変わり,演奏者は大変そうだが,見ている方は楽しい…奉納演奏が終わり,代表者かが拝殿に昇殿し,神事が執り
行われ,天王祭はお開きに。これで今年も佐久島で疫病が発生することは無いでしょう。
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