「孫の手」のルーツは中国の神仙!!



麻姑

この図は古代中国の神仙・麻姑が西王母の誕生祝い
に自らが醸した美酒を贈るところを描いたものです。
この「麻姑献寿」は絵画の題材にされることが多い。

神仙・麻姑とは…

西晋・東晋時代の葛洪の書『神仙伝』などに記述があり,
その容姿は歳の頃18・19の若く美しい娘で,鳥のように
長い爪をしているという。

神仙・麻姑と「孫の手」の関係は…

蔡経という男が,麻姑の長い爪で自分のかゆいところを
掻いてもらうと気持ちがいいだろうと言いったのを神に咎
められた。(後漢の説話)
のちに「麻姑の手」が訛って「孫の手」となった。

なお,このようにかゆいところが掻ける,すなわち物事
がうまくいくことを「麻姑掻痒(まこそうよう)」と言います
(対:隔靴掻痒)


参 考 : 西王母


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