アリバイ


アリバイって何？
　日本語では現場不在証明です。ま、今や小学生でも知っている固有名詞ですが、犯行時間に現場にいることが出来ないことを証明することによって無実を証明する…ってことですね。もっとも、ミステリィでは嘘のアリバイが崩れていく様を楽しむことになりますが。

　アリバイの種類は沢山あります。写真を使ったトリックもその一つ。時計と一緒に写った写真を示して証拠に…って云うあれです。が、最近とんと見なくなりました。科学捜査の進歩が影響しているんでしょうか。
　トラヴェルミステリィのところでも書きましたが、時刻表トリックも技術の進歩の前に消えゆく運命となりました。アリバイトリック自体が今後減って行くかもしれません。

　アリバイの種類に関しては有栖川有栖の『マジックミラー』（講談社文庫）でとても分かりやすく説明されていますのでそちらをご覧になると良いかと。別に評論とかではなく、ちゃんとしたミステリィ作品ですよ。作品中で説明があるんです。

　このジャンルの代表的な作家はF・W・クロフツです。アリバイの代名詞的な人ですね。日本では勿論西村京太郎。他にも数多の作家さんが挑戦しています。


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