ホラー・奇怪・幻想



ホラーって何? 怪奇・幻想って何?
 何で三つも一緒になっちゃっているかと云えば簡単です、私が詳しくないから(笑) 正確には「ホラー」「怪奇・幻想」に分かれるのでしょうが、私はよく知りません。それに結構、一まとめに扱われるものでもありますし、ご勘弁を(ぺこり)
 角川ホラー文庫から出版されてるのも純粋なホラーだけと限ってはいないみたいだし、「ま、いっかな」と自分を慰めつつ先へ進もう。

 ホラーと云ったら何と云ってもポーです。エドガー・アラン・ポー。云わずと知れたミステリィの創始者で、且つ探偵小説の創始者でもあります。(これまた議論し出すと誰のどれが最初か難しいみたいですがあんまり拘らない♪)

 ちょっと余談ですが、世界最初の探偵小説は『モルグ街の殺人事件』(新潮文庫など)で、そこに登場する世界初の探偵はオーギュスト・デュパン。まぁ、探偵とは云っても、凄いトリックがある作品と云う訳でもなく、解決に至るまでの推理も可成りアバウト。でも詳しく現場を調べたりして犯人(?)を探し当てるって云う王道がここからスタートした訳ですから、これは凄い。まさしく偉業ってやつですね。
 えっと、余談の余談ですが探偵小説とは文字通り、探偵が登場して事件を解決(最近は逆に引っかき回していくこともちょくちょく)する小説です。

 閑話休題して、そのポーです。他にも多くの傑作を残していて、現在ポーファンの多くはそちらの方を気に入っている様です。「黒猫」「アッシャー家の崩壊」「マリー・ロジェエの怪事件」などなど。個人的な好みでは「陥し穴と振り子」です。
 そ、これらがホラーです。日本では当然の事乍ら(?)江戸川乱歩が代表作家。どちらかと云うとホラーよりも怪奇・幻想のイメェジなんですけど。あ、乱歩と云っても少年探偵団を思い描くと全く違いますから…念のため。

 少し文章表現すると、無意味に人が殺され続ける恐怖を描いた物(スプラッタ)、読者に恐怖を与える様な不思議な出来事、異常な行動を起こす登場人物…これらがホラーでしょう。全体的に可成り重くて暗い雰囲気が付き纏います。
 ホラーとは恐怖とそれに見合った雰囲気を持つ作品のこと、と云えるのではないでしょうか。今、勝手に決めました(笑)

 現代のホラー作家と云うとスティーブン・キング。このジャンルは結構映画向きなのでアメリカでは根強い人気がある様ですね。日本でも鈴木光司『リング』『らせん』が注目を集めました。



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