短編



短編って何?
 1編が数十ページから100ページを越えるくらいの作品が短編です。出版される時は「短編集」「アンソロジー」って形になるのが普通です。
 現在「売れない」と云われる短編集ですが、あまり実感はないんですよね。私自身、可成りの短編集を持っていますし、日頃からよく読んでいる気がするのですが…はてさて。

 ミステリィの短編は昔から良作がいっぱい。コナン・ドイルが生み出した世紀の名探偵シャーロック・ホームズ。このシリーズは短編が特別秀逸です。そもそも優秀な探偵ほどあっさり事件を解決してしまうわけで、長い話しなる筈がないのに、どっかの名探偵(名前が漢数字の回文になっているあの方です)が登場する作品はやたらと長いですね…。

 エラリー・クイーン『エラリー・クイーンの事件簿』島田荘司『御手洗』シリーズなどなど、名探偵を生み出した作家は少なからず短編集を出していることが多いもの。短いけれど非常にキレのある作品が多いですよ。



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