読書記録



2000年 年間ベストテン
順位 著者名 作品名 出版社
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
真保裕一
真保裕一
若竹七海
麻耶雄嵩
二階堂黎人
加納朋子
歌野晶午
光原百合
加納朋子
加納朋子
奇跡の人
ホワイトアウト
クール・キャンディ
メルカトルと美袋のための殺人
私が捜した少年
螺旋階段のアリス
ROMMY
時計を忘れて森へいこう
ななつのこ
ガラスの麒麟
新潮文庫
新潮文庫
祥伝社文庫
講談社文庫
講談社文庫
文藝春秋
講談社文庫
東京創元社
創元推理文庫
講談社文庫
真保裕一のワンツーフィニッシュでした。加納朋子が3作品もベストテン入りし、限られた作家の作品に当たりが集中しました。加納朋子はこの年以来、大ファンです!

 『奇跡の人』は兎に角スゴイ話です!夢中で読み切りました。表現が巧みです。
 『ホワイトアウト』は映画化もされました。まさしく息もつかせぬ展開。
 『クール・キャンディ』は短い作品で、分かりやすい作品ですがスッキリ感が抜群。
 『メルカトルと美袋のための殺人』はメルカトルが沢山出てきて仕合わせになれます。
 『私が捜した少年』は笑える!黎人に対する印象がちょっと変わりました。
 『螺旋階段のアリス』は借りたハードカバー。加納朋子は連作短編が上手です。
 『ROMMY』は歌野晶午という作家を見直すきっかけとなった作品。見事です。
 『時計を忘れて森へ行こう』も借りたハードです。早く文庫化して欲しい優しい作品。
 『ななつのこ』はもっとも加納朋子らしさに溢れている作品かも知れません。
 『ガラスの麒麟』も連作短編。加納朋子は本当に優しい作品を書きます。

トリック的に見ると左程凄い作品に出逢った訳ではありませんが、多くの作家作品に出逢い、私の感性も変化して行った様に感じます。併し99年に比べて淋しい感が拭いきれないないランキングとなったのも、又事実です。

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