秦建日子
<ノンシリーズ> |
推理小説 (河出文庫) |
§ 感想へ戻る § |
推理小説 |
ストーリィ
雪平夏見、警視庁捜査一課でナンバーワンの検挙率を誇る女性刑事。しかし、その私生活はズボラの一言。「アンフェアなのは、誰か」の栞と共に進行する殺人事件。出版社に届けられた原稿。そこには事件の詳細が克明に記されていた。その続きはネットオークションに…。
|
感想
これほどヒドイ作品も珍しい。展開がコロコロ変わって分かりにくいし、日本語の使い方は間違っているし、シナリオ的な表現が感じられるし、イライラ。ところが、妙に面白かったりするんです。何じゃこりゃ。特に雪平夏見と云う人物が動くと、雰囲気がガラリと変わるのです。言動に魅力があるんです。不思議。ミステリィファンの一読者が、「自分でも書いてやる!」と思い立ち、出来上がったらこんな作品だった…と云う感じの作品です。
|
↑リストへ 感想へ戻る |