はやみねかおる
<名探偵 夢水清志郎シリーズ> |
そして五人がいなくなる (講談社文庫) |
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そして五人がいなくなる |
ストーリィ
自称名探偵・夢水清志郎シリーズの第1弾。近所に引っ越してきた年齢不詳の名探偵。マイペースで、常識は通用しないし、手はかかるし、本当に名探偵? 夏休みのある日、名探偵が遊園地に連れて行ってくれることになったのだが、その場で手品師の「伯爵」によって、子供たちが姿を消されてしまった。
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感想
作品への入り方が非常に上手です。名探偵ってどんなイメェジでしょう。最も想像しやすい名探偵の雰囲気と、親しみやすさを兼ね備えた存在が、夢水清志郎です。さらに読者を一気に引き込む仕掛けがなされているので、気付いたらこの世界にどっぷりです。ミステリィとしてはトリックも単純、単調な感が否めませんが、無理に凝った表現をしたりせず、ストレートな表現に好感を抱きます。宮部みゆきさんのメッセージが素晴らしいですね!
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