金原ひとみ
<ノンシリーズ> |
蛇にピアス (集英社文庫) |
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蛇にピアス |
ストーリィ
第130回、芥川賞受賞作。スプリットタンを持つ男アマと同棲を始めたルイ。スプリットタンとは、蛇の様に先が二つに分かれた舌のこと。ルイは、自らもスプリットタンを目指して舌にピアスを入れる。さらに刺青を彫るべく、彫り師のシバとの関係も深めていく。
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感想
話題になった芥川賞作品です。世間では色々云われていましたが、意外に面白かったと云うのが率直な感想です。作品の設定は、いかにも芥川賞向きな印象がしますが、全体の雰囲気、そして主人公であるルイの愛がストレートでなく表現されていて興味深いところです。展開も一本調子ではなく、全体的に纏まってもいますし、これなら納得です。
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