中学生の時から一緒の二人、朔太郎とアキ。二人が共に成長し、愛を育てていった日々。その道はアキの発病により大きく曲がり始めた。まだ17歳の二人。お互いのことを思いつつ、自分自身のことを思いつつ、無情にも病魔は進む。

社会現象にもなった作品です。非常にストレートな作品で、表現も簡易で分かりやすく、世間受けしたのがよく分かります。最大の魅力は、アキの発言や行動にあります。ちょっと神秘的と云えるかもしれません。一方、ストーリィ展開とその進行には若干疑問が残ります。それでも、多くに人に受け入れられた作品であることは間違いなく、些細なことなのでしょう。

「キスでもしませんか」