北川歩美
<ノンシリーズ> |
透明な一日 (創元推理文庫) |
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透明な一日 |
ストーリィ
婚約相手千鶴の父(久信)は、前向性健忘にかかっていた。ある時点から以降の記憶がぽっかりと抜け落ちてしまう奇病。幸春は婚約を認めて貰うため、久信の元を訪れたのだが、それを切っ掛けとして周囲で殺人事件が発生する。
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感想
冒頭から魅力的な展開で、すんなりと作品に入り込ませてくれます。序盤から中盤にかけ、その勢いのまま進むのですが、後半はどうにも回りくどい印象。話が進んでいく方向が、本来の方向と違うことが分かってしまうので、どうしてももてあまし気味。もう少しテンポ良く進んで欲しかったところです。最後はそれなりに納得できる結末なので、勿体ない感じがします。
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