梨木香歩
<エッセイ> |
春になったら苺を摘みに (新潮文庫) |
<ノンシリーズ> |
エンジェル エンジェル エンジェル (新潮文庫) |
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エンジェル エンジェル エンジェル |
ストーリィ
ちょっと呆けが始まり、寝たきりに近い「ばあちゃん」。その世話をすることで熱帯魚を飼って貰えたコウコ。以来、コウコには少女の頃のばあちゃんが見える様になります。少女のばあちゃんと話をするコウコ。現代の水槽で起きた事件は、ばあちゃんの昔の記憶とリンク。時代を超えた祖母と孫の対話です.
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感想
登場人物が皆とても優しくて、とても純粋です。コウコがばあちゃんと話をする現代と、少女時代のばあちゃんの記憶が交互に展開されますが、そのバランスが絶妙。綺麗にリンクして、ちょっと切なくて、それでも前向きで。コウコは自分の発言が気に入らず、幾分自己嫌悪に陥ることもありますが、それこそが心根の優しさだと思います。
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春になったら苺を摘みに |
ストーリィ
私は学生時代をイギリスで過ごした。ウェスト夫人の元、様々な人々と出会い、それぞれの考え方、それぞれの行き方を感じ、驚き、暮らしていた。
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感想
とてもステキなタイトルで期待していたのですが、エッセイと知りちょっと残念。内容はエッセイといえども小説の様な雰囲気を持った作品です。これが小説だったら。そんな気持ちを抱いたのも事実です。
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