綿矢りさ
<ノンシリーズ> |
蹴りたい背中 (河出文庫) |
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蹴りたい背中 |
ストーリィ
第130回芥川賞受賞作。初実は高校生になった。でも、友人関係はあまりうまくない。6月になったというのに、私はクラスの余り物だ。私以外にも余り物はいる。男子の"にな川"だ。にな川は、いかにも余り物という感じのヤツだ。ふとしたことから招待されてしまったが、さて、どうしよっかな。
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感想
10代での受賞がマスコミを賑わしましたが、年齢はあまり関係ないと思います。この作品は純粋に面白い。まず、タイトルが秀逸です。どうして蹴りたいの? 誰を蹴りたいの? そんな思いを読者内抱かせた上で、ストーリィが始まります。私も蹴りたくなったと思います。
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