リヴリーの色変えをお考えの方へ 

  このページは、「リヴリーの色を変えたいけど、どのエサを食べさせたらいいのか解らない」
という人のために書かれています。
とは言いましても、私もそんなに詳しくありませんので、難しい理論はなにも書いてありません。
「ペイントソフトなど開いたこともない」という人よりほんの少しだけ知っている程度だと思います。
それでもよろしければ、一度お読み頂くと何か参考になると思います。
解らないことがあれば、BBSで質問をして頂いて構いません。
解る範囲でお答え致します。

 

   M E N U 
 
            色の構成
            エサとの関係
            色の変化を簡単にシミュレートしてみました(その1)
            なぜ黄色にするのに赤と緑なのか?
            ペイントソフトとチェッカーの違い 
            色の変化を簡単にシミュレートしてみました(その2)
            おまけに、大きさの話
            もう一つおまけに、満腹度の話
            自分のリヴの色を調べてみよう




  色の構成
パソコンのモニターで表示されている色は、赤(R)緑(G)青(B)で構成されています(RGB値といいます)
それぞれ、0〜255の256段階になっています。ですから、それぞれの色の組み合わせにより、
256の3乗(256×256×256)で、16,777,216通りの色が出来るわけです。
実際は1ポイントの違いくらいでは、目で見ても解らないのですけどね。
10ポイント違ってきて、並べたら判別できるくらいです。
この数字が大きくなると色が薄くなり、少なくなると濃くなります。
全ての色が255の状態になると「白」、反対に、全てが0の状態になった時「黒」になります。
ここで覚えて頂きたいのは、リヴの色はこの赤と緑と青の組み合わせで作られるということです。
何色か色見本を作ってみました。
こちら
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  エサとの関係
 「赤」「緑」「青」でお気づきでしょう。リヴのエサは、この色を調節するために設定されています。
テントウムシ(赤)、オンブバッタ(緑)、ルリセンチコガネ(青)は、それぞれの色が2ポイント増えて、
他の色が1ポイントずつ減ります。
ツマグロヒョウモンの幼虫(赤)・アオムシ(緑)・セスジスズメの幼虫(青)はそれぞれの色が2ポイント増えるだけで、他の色は変わりません。
また、カブトムシの幼虫は、全ての色が1ポイントずつ増えます。「美白」と呼ばれる理由です。
反対に、クロヤマアリとクロムシは、全ての色が1ポイントずつ減ります。
コガネグモ(黄)は、赤と緑が1ポイント増えて青が2ポイント減ります。テントウムシとオンブバッタを
1匹ずつ食べた時と同じ変化です。
アカジマトラカミキリ(ピンク)は、赤と青が1ポイント増えます。
カミキリムシ2匹を食べた時、ツマグロヒョウモンの幼虫とセスジスズメの幼虫を1匹ずつ食べるのと
同じ色変化をします。
ムラサキシジミ(紫)は、赤と青が1ポイント増えて緑が2ポイント減ります。テントウムシとルリセンチコガネを
1匹ずつ食べた時と同じ変化です。
他のエサには色の変化はありません。
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  色の変化を簡単にシミュレートしてみました(その1)
さて、あなたは今日からリヴを飼い始めました。1番人気のあるピグミーです。
何色にしようか考えて黄色(R255・G255・B0)にすることにしました。

 デフォルトのピグミーです。色はR251・G117・B31です。

「黄色にするならコガネグモ(R+1・G+1・B−2)がいいよ」というアドバイスを受けたので、
黄色になるまであげることにしました。
でもちょっと待って下さい。
パソコンでは255を超えたデータは表示されないんですよ?
どんなに色エサを食べても表示される色は255より多くなりません。
デフォルトピグミーの赤の数値は251です。あと4ポイントでいっぱいになってしまいます。
4ポイントくらい少なくてもそんなに変わりはありません。
赤はとりあえず増やす必要がないことは解りますね?
青も31ポイントくらいなら、微妙に薄い感じにはなりますがそんなに影響はありません。
「え〜?でも別にあげ過ぎても問題ないんでしょ?」……そうなんですけどね。
でもコガネグモをあげても緑色は1ポイントずつしか増えないんです。
緑をいっぱいにしようと思うと140匹近くあげなくてはなりません。
その点アオムシなら1匹で2ポイント増えますから70匹くらいで済みます。
満腹度も少ないですから、1日にあげることの出来る数も増えます。何より安く済みます(笑)
また、余分に数値を上げすぎたり減らしすぎたりしないと言うことは、もしもまた色を変えたくなったりした時に、少しでも早く目標の色に変えることが出来ると言うことなんです。
そのためには、たとえ真っ白とか真っ赤でも、希望の色になったらエサは必ずウスバのみにすることをお勧めします。

 黄色くなりました。色はR251・G255・B31です。
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  なぜ黄色にするのに赤と緑なのか?
このことは不思議に思った方もいると思います。実は私もよく理解していません。
これは「光の三原則」という、色に関する理屈から来ています。
まぁ、リヴを楽しむのにそんな小難しいことは知らなくてもいいので、「そういうモノ(赤+緑=黄)なんだ」程度に覚えておけばいいでしょう(笑)
「光の三原則」によれば、基本色(RGB)を全て混ぜると白になります(加色法)。これはカブトムシの幼虫をあげ続けると白くなるのと同じですね。
あと色に関する原則がもう1つあって、こちらは「色の三原則」といいます。
「マゼンタ(赤)・シアン(青)・黄色」の三色です。こちらは全て混ぜると黒になります(減色法)。
絵の具を思い出せば解りやすいでしょう。
もっと詳しいことを知りたい人は、こちらを参考にしてください。
「大分発のホタル情報」の下の方に色に関するページがあります。
「Mariのいろえんぴつ」カラーチャートが豊富です。ただ、色のカラーコードがRGBで表記されていないので、変換が必要です。私までご連絡頂ければ変換値をお教え致します。
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  ペイントソフトとチェッカーの違い
非常に便利なカラーチェッカー。
最近ではエサ屋を始めた関係で度々お世話になっていますが、実はあまり好きではありません。
理由は、『具体的な色が想像出来ないから』なんです。
例えば、これの前にやったシミュレーションの黄色。
ペイントソフトで、表されるRGB値は、R255・G255・B000です。
でも同じ色を表すのでも、カラーチェッカーでやると、リヴの種類によってまちまちです。
ピグミーですと「R4・G138・B−31」ブラックドッグ(身体部分)ですと「R218・G218・B−37」ワタメだと「R13・G13・B−242」です。
これはどうしてかというと、カラーチェッカーで出てくる数字というのが、「リヴの初期値に対して、どれだけプラスもしくはマイナスか」だからなのです。
ですから元が黒っぽいブラックドッグはRとGの数字が多いですが
元が白っぽいワタメは少なくなっています。その代わりBはワタメの方がマイナス値が多いですね。

チェッカーは、色の違うどの部分(例えばブラックドッグは、身体と角と頭で色が違います)でも同じ数値で表せるので便利な反面、チェッカーならではの困った状態も引き起こします。
例えば黄色いピグミー。
チェッカーは初期値に対してのプラス・マイナスを表しますが、それはどちらも255が最高です。
黄色になったのに、まだ赤(ツマグロヒョウモン)や緑(アオムシ)を食べていると、ペイントのデータではどれだけ食べても255から増えませんが、チェッカーの数字は+255までどんどん増えていくんです。
でもパソコンで表示される色に変化はありません。
これは逆にいうと、自分の希望の色を設定する時に、多すぎる数字を入力しても気が付かないということなんですね。
またピグミーを例えに出しますが、黄色なら「R4・G138・B−31」で充分なのに
「R50・G160・B−60」で入力しても同じ黄色で出てくるんです。そして必要だといわれるエサは当然その分多いです。
無駄なエサをあげることはないですよ。たまにはペイントソフトで色のチェックをしてみることをお勧めします。
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  色の変化を簡単にシミュレートしてみました(その2)

「白いピグミーもかわいいけど、今度はピンクにしよう」

あなたは放浪をしている人にも、プロフィールでお願いをします。
「ピンクにしたいので、エサは赤か白でお願いします」……
ここまで読んでくれた方は「あれ?」と思ったはずです。
今「白い」ということはRGB値は最高になっています。そこにまだ色を足すおつもりですか?
絵の具で色を作るわけではないのですから、「白と赤を混ぜたらピンクになるわけではないんですよ。
放浪の方がどんなに指定のエサをくれても、色がいつまで経っても変わることはないんです。

ピンクの色構成は、好みの濃さにもよりますが「赤と青を多く、緑を少なく」です。
一番簡単なのは、緑だけを減らすために「テントウムシ」と「ルリセンチコガネ」をあげることです。
でも何度も言うように、それでは赤と青の量が増える一方ですから、後々無理が出てきます。
そこでまず、アリかクロムシを20匹くらいあげてしまいましょう。
そしてその後でテントウムシやルリセンチを15匹くらいずつあげて色を調節します。
元の白に余分なプラス値がなければ、これできれいなピンク(R250・G205・B250)になります。
当然ですが、もしプラス値がいくらかあればそれだけ余分に減らさなければいけませんけどね。
もちろんどれだけプラスになっても構わないのなら、黒いエサは必要ありませんけど……。

かわいいピンクになりました。
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  おまけに、大きさの話
放浪をしていると、よくこういう島プロフィールを見かけませんか?
「○○色で小さくしたいのでエサはケセか○○でよろしく」
親切なひとなら、協力してあげようと思ってケセパをあげるでしょうね。
でもね、こんなリヴにケセパをあげても無駄にしかなりませんよ。
だって、自分がケセパをあげても他の人が別のエサをあげれば、大きさはいつまで経っても変わりません。
それよりも今より大きくなる可能性の方が高いです。
せっかくあげても意味が無いのでは空しいじゃありませんか。
これは自分でエサをあげる時も同じです。
色変えと縮小は同時にしてはいけないんです。まず色を変えることを考えて下さい。

リヴの大きさは、飼い始めたばかりの時は「60%」の大きさです。
それが1匹エサを食べるたびに1%ずつ大きくなり(例外が、ケセパ・フサムシ・フウセンコガネ・シマミミズ)、
最大は120%で止まります。こちらは隠れデータはありません。
普通色変えをしようと思うと、食べさせるエサは60匹では済まないことが多いです。
ちょっと計算をしてみましょうか?
たとえば、今90%の大きさで、色変えをするのに100匹のエサが必要だとします。
大きさの目標は最小の50%です。
ケセパと色エサを同じ数だけあげているとすると、色が完全に変わるまで大きさは90%のままですが、
エサの数は倍の200匹が必要ということになります。
しかもまだ小さくするために、このうえにケセパが40匹必要になります。
でもまず色変えをすませてしまえば、大きさは120%になりますが、エサの数は100匹だけです。
そして小さくするのにケセパが70匹。で合計170匹です。
どうです? 
もちろん全てのケースに当てはまる計算ではありませんが、大半のリヴに適用出来るはずです。
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  もう一つおまけに、満腹度の話
リヴはエサを食べると、それぞれのエサに設定された満腹度の分だけお腹がふくれます。
実はこの満腹度にも隠れデータがあります。
たとえば、リヴの満腹度が99%の時にカブトムシの幼虫(満腹度27%)を食べた時……余った26%分はどうなると思いますか?
安心して下さい。ちゃんと加算されています。バイオレコードには「100%」と表示されていますが、データ上では「126%」になっているんです。
そしてリヴは、通常は8時間置きにお腹が空きます。
その時間は、最後にメンテナンスが終わった時間から計算されます。(最後にエサを食べさせた時間では無いところに注意)
その時どのくらい減るのかといいますと、腹減りタイムまでの満腹度の80%まで減ります。
それまで90%だったら、72%になります。そのまま次の腹減りタイムまでエサを食べていないと、
72%の80%で、57%(小数点以下切り捨て)になる計算です。
ちなみに、100%丁度の時から一切エサをあげなくても7日間は死にません。
また、先ほどの例でいきますと、126%にした時、次の腹減りタイムには100%になります。
一見お腹が空いてないように見えるので、ビックリしますけどね。ちゃんと空いてます(笑)
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