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官途の戦い |
圧倒的な兵士数を誇っている袁紹軍は
緒戦で負けたもののそのまま進軍。
両軍は官途の地において対峙した。
袁紹軍は陣営を横に連ねて前進し、じわじわと攻め寄り、
曹操の陣に大量の矢を射掛けた。
曹操軍は陣営深く立てこもりを防いだ。
やがて、曹操側は発石車を用意し袁紹軍のやぐらを破壊した。
袁紹軍は、地下道を掘り進めて本陣を襲う計画にでた。
それに対し、曹操軍も堀を掘って抵抗した。
| 我が軍は兵力が上まっているものの、勇敢さでは敵に一歩譲ります。 一方、敵は兵糧に乏しく、物量作戦では我が方に及びません。 我が方にとっては持久戦が有利です。 ここは腰を据えて敵を消耗させるべきです。 |
次第に食糧に窮してきた曹操は撤退を決意しようとするが、
留守を預かっている荀ケ がどうにか踏み止まるように手紙で進言した。
| 今、兵糧が乏しくなったとはいえ、撤退してはなりません。 敵の勢いは衰えを見せております。 きっと何らかの変化が起きましょう。 奇策を用いる好機です。機を逃してはなりませんぞ。 |
袁紹軍は兵糧の蓄えは充分であったが
袁紹と配下の知将との連携が最初から悪く、
ついに不満を抱く将、許攸が曹操軍に寝返った。
| 孟徳よ。そなたの軍糧はもうほとんど残っておるまい。 隠しても分かっておる。兵糧は軍の死活に関わるからのお。 わしは袁紹の兵糧の位置を知っておる。 しかも防御も薄い。そこをつけば袁紹に勝つことができるだろう。 |
| 水臭いではないか許攸どの我らは旧知の仲ではないか。 今あなたを得ることができてわしはようやく大業を得ることができる。 どうか袁紹の兵糧のありかをお教えいただけないだろうか。 |
| ふふふ、仕方ない教えてやるか。 袁紹の兵糧は烏巣に貯えておる。守将は飲んだくれの男だ。 打ち破るのはたやすい。 |
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馬を引け!直ちに出撃じゃ! |
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はっ!ご無事で! |
| いそいで烏巣に救援を送られますよう。防御軍が破られれば われわれ一人残らず捕虜となるほかありません。 |
袁紹陣営はこれに反対し、曹操軍の本陣を襲うように進言する者が現れた。
| いや、逆に今こそ敵を打ち破る好機です。 もともと敵の兵力は少なく、曹操はそれを更に二隊に分けています。 いま全軍を持って攻めれば、敵の本営を落とすことができるでしょう。 |
袁紹陣営は二つに分かれ、論争となった。
結局、袁紹は烏倉への救援部隊を少数出し、
残りの全軍で曹操軍本隊を攻めた。
曹操軍は烏巣の防御軍を破りその大将を斬って、
そこにあった兵糧を全て焼き払った。
曹操が戻ると張郤ら袁紹軍の将軍達は敗北を認め曹操に降伏した。
袁紹軍は曹操軍本営を攻め破れず窮地に立たされ、壊滅した。
祖授は曹操軍に捕えられ曹操の厚遇を得た。
| お互い別の世界に有って会うおりもなかったが、 まさかこんな形で再会しようとは。 袁紹は作戦も持たぬくせに、貴公の献策を取らなかったのだ。 今後はぜひ貴公の協力を得たいものだ。 |
| 叔父、母、弟など一族は皆袁紹のもとに残されている。 お慈悲を頂けるなら、どうか死を賜りたい。 |
後に祖授は脱走しようとして処刑された。
袁紹はこの敗戦の直後、病を発し失意のうちに亡くなった。
曹操はじわじわと袁紹の勢力を吸収し、やがて華北を統一した。
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兵力・・・5万人 |
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兵力・・・12万人 |
/千人